第113回 看護師国家試験 午前 問48 解説
一般成人看護学
📝 問題
マンモグラフィを受ける成人女性への説明で適切なのはどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ マンモグラフィは通常、二方向から撮影する。
マンモグラフィは、乳房を圧迫板で挟んで撮影する乳房専用のX線検査である。挟んで薄く広げると乳腺の重なりが減り、内部が見やすくなる。
通常は頭尾方向と内外斜位方向の二方向から撮影する。乳房は立体なので、一方向だけでは乳腺の陰に隠れて見えない病変がある。角度を変えてもう一度撮ることで、写った影が本物の病変なのか組織の重なりなのかを見分けられる。
挟むときに痛みを伴う検査なので、なぜ圧迫が必要かをあらかじめ説明しておくと協力が得られやすい。
- 1
「仰臥位で行います」不正解
マンモグラフィは立位(座位)で乳房を圧迫して撮影し、仰臥位では行わない。
- 2
「検査前は絶食です」不正解
X線検査であり、検査前の絶食は不要である。
- 3
「造影剤を使います」不正解
造影剤は使用しないX線撮影である。
- 4
「二方向から撮影します」正解
通常は頭尾方向と内外斜位方向の二方向から撮影する。
📚 ここも一緒におさえておこう
マンモグラフィは乳がんの対策型検診の中心的検査で、微細石灰化の検出に優れる。乳腺が多い若年女性では病変が見分けにくく、超音波の併用が検討される。
- 圧迫は被曝量を減らし画質を高めるために必要だが痛みを伴うため、月経終了後(乳房の張りが少ない時期)の受診を勧める。
- 妊娠中・妊娠の可能性がある場合は行わない。豊胸術後やペースメーカ植込み後は事前申告が必要。
- 検診の目的は死亡率の減少であり、自覚症状があるときは検診ではなく受診を勧める。
| がん | 対象年齢 | 間隔 | 主な方法 |
|---|---|---|---|
| 胃がん | 50歳以上 | 2年に1回 | 胃部X線検査または胃内視鏡検査 |
| 大腸がん | 40歳以上 | 年1回 | 便潜血検査(免疫法・2日法) |
| 肺がん | 40歳以上 | 年1回 | 胸部X線検査(+喀痰細胞診) |
| 乳がん | 40歳以上 | 2年に1回 | マンモグラフィ |
| 子宮頸がん | 20歳以上 | 2年に1回 | 細胞診(+HPV検査) |
参考: 乳がん検診(マンモグラフィ)の手技
ClaudeによるAI生成を活用した解説です
出典:「第113回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について