第107回 看護師国家試験 午後 問51 解説
📝 問題
子どもの権利について述べている事項で最も古いのはどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 子どもの権利について述べた事項で最も古いのは、1947年に公布された児童福祉法である。
子どもの権利にかかわる4つのできごとは、次の順に並ぶ。 ・児童福祉法の公布=1947年(昭和22年) ・児童憲章の宣言=1951年(昭和26年) ・母子保健法の公布=1965年(昭和40年) ・児童の権利に関する条約の日本の批准=1994年(平成6年)
最も古いのは、戦後まもなく公布された児童福祉法である。 条約は1989年に国連で採択され、日本が批准したのはその5年後だった。採択の年と批准の年を取り違えないようにする。
児童憲章とは
1951年に定められた、子どもの権利についての宣言。法律ではないので、罰則や給付を伴うものではない。
- 1
児童憲章の宣言不正解
児童憲章の宣言は1951年で、児童福祉法(1947年)より新しい。
- 2
児童福祉法の公布正解
児童福祉法の公布は1947年で、選択肢の中で最も古い。
- 3
母子保健法の公布不正解
母子保健法の公布は1965年で、児童福祉法より新しい。
- 4
児童の権利に関する条約の日本の批准不正解
児童の権利に関する条約の日本の批准は1994年で、選択肢の中で最も新しい。
📚 国試でよく狙われるところ
子ども・母子保健の法制度は、制定の順番と中身を入れ替えて問われる。年代・対象年齢・条約の柱をひとまとまりで覚えよう。
- 児童の権利に関する条約の4つの柱は生きる権利・育つ権利・守られる権利・参加する権利
- 児童福祉法における「児童」は満18歳未満(乳児は1歳未満、幼児は1歳から小学校就学前、少年は小学校就学から18歳未満)
| 年 | 法・制度 |
|---|---|
| 1947(昭和22)年 | 児童福祉法 公布 |
| 1951(昭和26)年 | 児童憲章 宣言 |
| 1961(昭和36)年 | 児童扶養手当法 |
| 1964(昭和39)年 | 母子福祉法(現・母子及び父子並びに寡婦福祉法) |
| 1965(昭和40)年 | 母子保健法 公布 |
| 1989年 | 児童の権利に関する条約 国連採択 |
| 1994(平成6)年 | 児童の権利に関する条約 日本批准 |
| 2000(平成12)年 | 児童虐待の防止等に関する法律 |
| 2003(平成15)年 | 次世代育成支援対策推進法、少子化社会対策基本法 |
参考: 児童福祉法/厚生労働省 母子保健関連資料
出典:「第107回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について