第111回 看護師国家試験 午後 問5 解説
📝 問題
看護師免許を付与するのはどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 看護師免許は厚生労働大臣が付与する。
保健師助産師看護師法に基づき、看護師免許は国家試験に合格した人の申請により厚生労働大臣が与え、厚生労働省の看護師籍に登録される。
対にして覚えるのが准看護師で、准看護師免許は都道府県知事が与える。 保健師・助産師・看護師はいずれも厚生労働大臣の免許で、准看護師だけが都道府県知事の免許である。
保健所長は地域保健行政を担う立場で、免許の付与には関与しない。文部科学大臣は教育行政を所管する。 都道府県知事が付与するのは准看護師免許で、看護師免許ではない。
看護師籍とは
厚生労働省が備える看護師の名簿。国家試験に合格したあと申請して登録され、その登録の日が免許取得日になる。
- 1
保健所長不正解
保健所長は免許を付与しない。地域保健行政を担う立場である。
- 2
厚生労働大臣正解
看護師免許は厚生労働大臣が付与する国家資格である。
- 3
都道府県知事不正解
都道府県知事が付与するのは准看護師免許。看護師免許ではない。
- 4
文部科学大臣不正解
文部科学大臣は教育行政を所管し、看護師免許の付与権者ではない。
📚 国試でよく狙われるところ
看護師免許は、誰が与えるか・いつ効力が生じるか・どんなときに取り消されるかがまとめて問われる。 免許は国家試験の合格だけでは効力を生じず、申請により籍に登録されて初めて業務を行える(登録日が免許取得日)。
- 保健師・助産師の免許は、看護師国家試験にも合格していなければ与えられない。
- 業務に従事する看護職は2年ごと(12月31日現在)に就業状況を都道府県知事へ届け出る(業務従事者届)。
- 免許の相対的欠格事由=罰金以上の刑、業務に関する犯罪・不正行為、心身の障害、麻薬・大麻・あへんの中毒者。
- 行政処分は戒告・3年以内の業務停止・免許取消の3種類。
| 資格 | 免許付与者 |
|---|---|
| 保健師・助産師・看護師 | 厚生労働大臣 |
| 准看護師 | 都道府県知事 |
| 医師・薬剤師・理学療法士・作業療法士など | 厚生労働大臣 |
参考: 保健師助産師看護師法
出典:「第111回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について