第108回 看護師国家試験 午前 問5 解説

⭐ 必修看護の統合と実践✔ 監修済み

📝 問題

呼びかけに反応のない患者に対し、医療従事者が行う一次救命処置〈BLS〉で最も優先するのはどれか。

  1. 1気道確保
  2. 2胸骨圧迫
  3. 3人工呼吸
  4. 4除細動

✅ 正解

出題時の取り扱いにより採点対象外(正答なし)とされた問題です。

💡 解説

✅ 本問は採点除外とされ、正解として認定された選択肢はない。

本問は一次救命処置〈BLS〉で最も優先する対応を問うものだが、設問に不備があり正解が得られないため、厚生労働省により採点除外とされた。 正解として認定された選択肢はない。

学習上は、反応がなく正常な呼吸もないと判断した時点で、直ちに胸骨圧迫を始めるのが現行の考え方である。 かつての「気道確保→人工呼吸→胸骨圧迫」の順は改められ、いまは胸骨圧迫から入る。 気道確保と人工呼吸は胸骨圧迫に続けて行い、除細動はAEDが到着して適応があれば行う。 心停止では、質の高い胸骨圧迫を早く始めることがいちばん大切である。

  • 1

    気道確保不正解

    気道確保は重要だが、現行ガイドラインでは胸骨圧迫を優先する。本問は採点除外。

  • 2

    胸骨圧迫不正解

    現行BLSでは胸骨圧迫が最優先だが、本問は採点除外のため正答としては扱われない。

  • 3

    人工呼吸不正解

    人工呼吸は胸骨圧迫に続いて行う。本問は採点除外。

  • 4

    除細動不正解

    除細動はAED到着後に適応判断のうえ行う。本問は採点除外。

📚 ここも一緒におさえておこう

成人のBLSは、反応の確認→大声で応援を呼ぶ(119番通報・AEDの依頼)→呼吸と脈の確認(10秒以内)→胸骨圧迫の開始、という順で進む。 数字がそのまま問われるので、手順と数値を組にして覚えよう。

  • 胸骨圧迫は深さ約5cm(6cmを超えない)、テンポ100〜120回/分で行い、圧迫のたびに胸を完全に戻す。
  • 圧迫と人工呼吸の比は30:2。
  • 胸骨圧迫の中断は10秒以内にとどめ、可能であれば約2分ごとに交代する。
  • AEDは装着後、音声メッセージに従い解析中と通電時は傷病者に触れない。
  • 気道確保は頭部後屈顎先挙上法(外傷が疑われる場合は下顎挙上法)で行う。

参考: 厚生労働省 第108回看護師国家試験 採点除外等の取扱い/JRC蘇生ガイドライン(BLS)

出典:「第108回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

この問題をアプリで演習しませんか?

この1問を演習する(無料)第108回の問題一覧を見る