第107回 看護師国家試験 午後 問114 解説

状況設定在宅看護論✔ 監修済み

📝 問題

次の文を読み112〜114の問いに答えよ。 A さん(76歳、女性)。パーキンソン病で訪問看護利用中。 A さんは「病気になる前は夫と近くの公園を毎日散歩していたけれど、最近は通院以外に外出をしていません。以前のように、夫と近くの公園を散歩したいな」と訪問看護師に話した。 A さんへの提案で最も適切なのはどれか。

  1. 1歩行器の利用
  2. 2電動車椅子の利用
  3. 3住宅内の段差の改修
  4. 4自宅でのリハビリテーションの実施

✅ 正解

出題時の取り扱いにより採点対象外(正答なし)とされた問題です。

💡 解説

✅ 本問は採点対象から除外され、正解となる選択肢は設定されていない。

本問は第107回看護師国家試験で採点対象から除外された問題で、正解となる選択肢は設定されていない。 以下は、「以前のように夫と近くの公園を散歩したい」というAさんの希望に照らして、それぞれの案をどう考えるかの整理である。

Aさんは薬の増量で足のすくみが減り、屋外を歩きたいと言っている。 歩行を安定させて散歩の実現に近づく案(歩行器の利用、自宅でのリハビリテーション)は希望に沿う。電動車椅子は自分の足で歩きたいという希望とは向きが違い、住宅内の段差改修は屋内の安全対策なので屋外の散歩には結び付かない。

  • 1

    歩行器の利用不正解

    歩行器は屋外の歩行を安定させる用具で、散歩の再開を支える案の1つになる。ただし本問は採点除外で、正解としては扱われない。

  • 2

    電動車椅子の利用不正解

    電動車椅子は移動の範囲を広げるが、自分の足で歩きたいというAさんの希望とは向きが違う。

  • 3

    住宅内の段差の改修不正解

    住宅内の段差改修は屋内での転倒を防ぐもので、屋外の散歩には直接結び付かない。

  • 4

    自宅でのリハビリテーションの実施不正解

    自宅でのリハビリテーションは、歩行に必要な筋力とバランスを保つのに役立つ。ただし本問は採点除外で、正解としては扱われない。

📚 ここも一緒におさえておこう

在宅での移動・外出支援では、介護保険の福祉用具貸与と住宅改修を組み合わせて検討する。

  • 住宅改修費は支給限度基準額20万円(自己負担分を除く)で、手すり設置・段差解消・床材変更・扉や便器の取替えなどが対象
  • 本人の「したい生活」を目標に据えて、用具・訓練・環境整備を選択する
介護保険の福祉用具貸与(主なもの)
種目給付の目安
手すり、スロープ、歩行器、歩行補助つえ要支援1から貸与可能(固定用スロープ・歩行器・単点杖は2024年4月から貸与と販売の選択制)
車椅子、特殊寝台、床ずれ防止用具、体位変換器、認知症老人徘徊感知機器、移動用リフト原則として要介護2以上
自動排泄処理装置原則として要介護4以上(尿のみのものを除く)

腰掛便座・入浴補助用具・簡易浴槽などは貸与ではなく「特定福祉用具販売」の対象。

参考: 厚生労働省「第107回看護師国家試験 採点上の取扱い」

出典:「第107回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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