第106回 看護師国家試験 午前 問9 解説
📝 問題
医療法で「地域の医療従事者の資質の向上を図るための研修を行わせる能力を有すること」と定められているのはどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ 地域の医療従事者への研修を行う能力が求められるのは地域医療支援病院である。
地域医療支援病院は、かかりつけ医を支えて地域の医療を組み立てるために、医療法で定められた病院である。 求められる役割は4つ。 ・紹介患者への医療の提供 ・救急医療の提供 ・建物や医療機器の共同利用 ・地域の医療従事者への研修
設問にある研修は、この4つ目にあたる。
- 1
助産所不正解
助産所は助産師が開業する施設で、入所できるのは9人まで。研修を行う役割は定められていない。
- 2
診療所不正解
診療所は入院用のベッドが19床以下の医療機関で、地域の医療従事者への研修は求められていない。
- 3
特定機能病院不正解
特定機能病院は高度な医療を提供・開発・評価する病院で、求められるのは高度の医療に関する研修である。
- 4
地域医療支援病院正解
かかりつけ医を支える病院で、地域の医療従事者の資質を高める研修を行う能力が求められる。
📚 混同しやすいので注意
地域医療支援病院と特定機能病院は、承認する人と役割を入れ替えて問われる。「地域を支えるのは都道府県知事、高度な医療は厚生労働大臣」と対にして覚えよう。
| 項目 | 地域医療支援病院 | 特定機能病院 |
|---|---|---|
| 承認する人 | 都道府県知事 | 厚生労働大臣 |
| 病床数 | 原則200床以上 | 400床以上 |
| 役割 | かかりつけ医を支え、地域の医療を支える | 高度な医療の提供・開発・評価 |
参考: 医療法
出典:「第106回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について