第105回 看護師国家試験 午前 問33 解説

一般健康支援と社会保障制度✔ 監修済み

📝 問題

日本の平成23年度(2011年度)の国民医療費について正しいのはどれか。

✅ 正解

2

💡 解説

✅ 平成23年度の国民医療費は、財源のおよそ半分を保険料が占める。

国民医療費は、その年度に保険診療の対象となる傷病の治療にかかった費用を国が推計したものである。 出題時点の平成23年度(2011年度)は38兆5,850億円で、財源の内訳は保険料が約49%、公費が約38%、患者負担が約12%だった。 保険料がおよそ半分を占める姿は、令和5年度(2023年度)の約50%まで続いている。

他の選択肢は、けたや倍率が合わない。 総額は25兆円ではなく約39兆円である。 国民所得に対する比率は11.13%で、10%を超えている。 人口一人当たりでみると、65歳以上にかかる額は65歳未満の2倍ではなく約4倍である。

  • 1

    総額は約25兆円である。不正解

    平成23年度の国民医療費は38兆5,850億円で、約39兆円である。25兆円台だったのは平成6年(1994年)ごろにあたる。

  • 2

    財源の約半分は保険料である。正解

    財源の内訳は保険料が約49%を占め、公費の約38%、患者負担の約12%を上回る。

  • 3

    国民所得に対する比率は5%台である。不正解

    平成23年度の国民所得に対する比率は11.13%である。5%台だったのは平成3年度ごろまでで、その後は高齢化とともに上がり続けてきた。

  • 4

    人口1人当たりでは65歳以上が65歳未満の約2倍である。不正解

    人口一人当たりでは65歳以上が72万900円、65歳未満が17万4,800円で、約4倍の開きがある。

📚 国試でよく狙われるところ

国民医療費は「何が含まれないか」と「けた」がそのまま問われる。傷病の治療にかかった費用だけを数える、と覚えよう。

  • 含まれないもの=正常な妊娠・分娩、健康診断・予防接種、美容整形、市販薬の購入
  • 令和5年度(2023年度)の総額は48兆915億円、人口一人当たりは38万6,700円
  • 65歳以上の一人当たりは79万7,200円で、65歳未満の21万8,000円の3倍を超える

参考: 厚生労働省「国民医療費の概況」

出典:「第105回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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