第104回 看護師国家試験 午後 問5 解説
📝 問題
社会的欲求はどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 社会的欲求にあたるのは帰属の欲求である。
マズローは人の欲求を5段階に並べた。 下から生理的欲求→安全の欲求→所属と愛の欲求→承認の欲求→自己実現の欲求と積み上がり、下の段が満たされると上の段が現れる。
このうち下の2段は生命を保つための基本的欲求、上の3段は人との関わりの中で生まれる社会的欲求にあたる。 仲間に入りたい、居場所がほしいという帰属(所属と愛)の欲求は、社会的欲求の最初の段である。
- 1
安全の欲求不正解
安全の欲求は、危険や不安から身を守りたいという欲求で、生理的欲求のすぐ上にある基本的欲求である。
- 2
帰属の欲求正解
集団に受け入れられ、人と情緒的なつながりを持ちたいという欲求。社会的欲求の入口にあたる。
- 3
睡眠の欲求不正解
睡眠は食事・排泄・呼吸と並ぶ生理的欲求で、5段階の最も土台にある。
- 4
排泄の欲求不正解
排泄も生理的欲求のひとつ。体の老廃物を出すという、生命維持そのものの働きである。
📚 丸暗記より仕組みで覚えよう
欲求や基本的ニードは、理論家の名前と考え方を入れ替えて問われる。誰が何を言ったかを対にして覚えよう。
- マズロー=欲求を5段階に並べ、下の段が満たされると上の段が現れると考えた
- ヘンダーソン=人に共通する14の基本的欲求を挙げ、看護はその人に足りない力を補うものとした
- オレム=自分で自分の世話をする力に注目し、足りない分を看護が代わりに担うと考えた
参考: 系統看護学講座 基礎看護学
出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について