第104回 看護師国家試験 午後 問21 解説
📝 問題
最も高い照度を必要とするのはどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 最も高い照度を必要とするのは手術野である。
病院の場所ごとの照度は、日本産業規格(JIS)で目安が定められている。手術野は血管や神経を1本ずつ見分けながら操作する場所なので、院内で最も明るい照度が求められる。天井の無影灯で影ができないように照らすのもこのためである。
病室・廊下・ナースステーションは、人が休んだり歩いたり記録したりする場所で、手術野ほどの明るさは要らない。とくに病室は休息の場なので明るくしすぎず、読み書きのときは手元の照明を足す。
照度とは
照らされている面がどれだけ明るいかを表す量。単位はルクスで、同じ照明でも離れるほど小さくなる。
- 1
病室不正解
患者が休む場所なので、院内では低めの照度にとどめる。夜間はさらに落とす。
- 2
手術野正解
細かい組織を見分ける必要があり、病室の百倍以上の明るさをとる。
- 3
外来の廊下不正解
歩く人が段差やものを見分けられればよく、病室の2倍ほどの明るさをとる。
- 4
ナースステーション不正解
記録や薬の準備をするため病室より明るくするが、手術野には遠く及ばない。
📚 国試でよく狙われるところ
照度は場所と数値を入れ替えて問われる。明るい順に並べて覚えよう。
| 場所 | 照度 |
|---|---|
| 手術野 | 1万〜10万ルクス |
| 手術室(全般) | 1000ルクス |
| 処置室・救急室 | 1000ルクス |
| 診察室・ナースステーション | 500ルクス |
| 病棟・外来の廊下 | 200ルクス |
| 病室 | 100ルクス |
参考: JIS Z 9110 照明基準総則/系統看護学講座 基礎看護学 基礎看護技術
出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について