第104回 看護師国家試験 午後 問20 解説
📝 問題
成人男性の間欠的導尿においてカテーテルを挿入する長さで適切なのはどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 成人男性の間欠的導尿では、カテーテルを18〜20cm挿入する。
間欠的導尿は、尿を出すときだけカテーテルを入れ、終われば抜く方法である。 男性の尿道は約16〜18cmと長く、恥骨の下で大きく曲がっている。膀胱まで確実に届かせるため、カテーテルは18〜20cmを目安に進める。
尿が流れ出たら、そこで挿入を止める。浅いと先端が尿道に残って尿が出きらず、深いと膀胱の壁を傷つける。 挿入のときは陰茎を腹壁に対して垂直に持ち上げ、尿道の曲がりをのばしてから進める。
- 1
6〜8 cm不正解
女性の導尿で入れる長さに近く、男性では尿道の入口付近にとどまる。
- 2
12〜14 cm不正解
男性の尿道の途中までしか進んでおらず、先端が膀胱に届かない。
- 3
18〜20 cm正解
尿道の長さに数cmの余裕を足した長さで、先端が膀胱の中に入る。
- 4
24〜26 cm不正解
必要な長さより深く入れることになり、膀胱の壁を傷つけたり、カテーテルが中で折れ曲がったりする。
📚 ここも一緒におさえておこう
導尿は、男女の違いと、入れっぱなしにする留置カテーテルとの違いが問われる。数字と方法をそれぞれ対にして覚えよう。
- 女性の尿道は約3〜4cmと短く、カテーテルは4〜6cm入れる。尿道口は腟口の前にあり、確認してから挿入する
- 入れっぱなしにする留置カテーテルより、間欠的導尿のほうが尿路感染を起こしにくい
- 自分で行う清潔間欠自己導尿では、手洗いと尿道口の清拭を毎回行い、決めた時間に排尿する
参考: 系統看護学講座 基礎看護学 基礎看護技術
出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について