第104回 看護師国家試験 午後 問18 解説
📝 問題
患者とのコミュニケーションで適切なのはどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ 患者との会話では、表情や姿勢などの非言語的な表現を活用する。
人が受け取る情報は、言葉そのものよりも表情・視線・姿勢・声の調子から伝わる部分が大きい。看護師はこれを2つの向きで使う。
1つは読み取ること。「大丈夫です」と言いながら顔をしかめていれば、言葉になっていない訴えがそこにある。 もう1つは伝えること。うなずきや相づち、目線の高さをそろえることで、聞いているという姿勢が相手に届く。
- 1
専門用語を用いて説明する。不正解
専門用語は、伝わらないまま話が進む原因になる。患者が使っている言葉に合わせて言い換える。
- 2
視線を合わせずに会話をする。不正解
視線を合わせないのは、関心がないという合図として受け取られる。見つめ続けるのではなく、時折視線を交わす程度がよい。
- 3
沈黙が生じたら会話を終える。不正解
沈黙は、患者が気持ちを整理したり言うかどうか迷ったりしている時間である。そのまま待つと大事な話が出てくる。
- 4
患者の非言語的な表現を活用する。正解
言葉にならない訴えは表情や動作に出る。それを読み取り、こちらの態度でも返す。
📚 ここも一緒におさえておこう
面接の技法は、名前と具体的なふるまいを入れ替えて問われる。場面を思い浮かべて対にして覚えよう。
- 開かれた質問=「その後いかがですか」のように自由に答えられる聞き方。話を広げたいときに使う
- 閉じた質問=「痛みはありますか」のようにはい・いいえで答える聞き方。事実を確かめたいときに使う
- 反復・要約=相手の言葉をそのまま返す、話をまとめて返す。聞き取れているかを互いに確かめられる
参考: 系統看護学講座 基礎看護学 基礎看護技術
出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について