第104回 看護師国家試験 午後 問10 解説
📝 問題
嚥下困難のある患者への嚥下訓練において連携する職種で最も適切なのはどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 嚥下訓練で連携する職種は言語聴覚士である。
言語聴覚士は、ことばと聞こえの障害に加えて、摂食・嚥下の障害を専門に扱う国家資格である。 医師・歯科医師の指示のもとで、飲み込みの評価、食べ物の形態の調整、飲み込みの訓練を行う。
残る3つは、義歯・装具・医療機器といった物をつくり、扱う職種である。
- 1
歯科技工士不正解
歯科技工士は歯科医師の指示を受けて義歯や被せ物をつくる技術者で、仕事の場は主に技工室である。
- 2
言語聴覚士正解
ことば・聞こえ・飲み込みの専門職。嚥下造影などの評価に加わり、食形態の調整と嚥下訓練を担う。
- 3
義肢装具士不正解
義肢装具士は、医師の指示で義手・義足やコルセットなどの装具をつくり、体に合わせて調整する。
- 4
臨床工学技士不正解
臨床工学技士は、人工呼吸器・血液透析装置・人工心肺などの生命維持管理装置を操作し、保守点検する。
📚 ここも一緒におさえておこう
リハビリテーションに関わる職種は、名前と担当する内容を入れ替えて問われる。誰が何を担当するかを対にして覚えよう。
- 理学療法士=寝返り・起き上がり・歩行など、基本的な動作の訓練
- 作業療法士=食事・更衣・調理など、生活の中の応用的な動作と手先の作業
- 言語聴覚士=ことば・聞こえ・飲み込みの訓練
- 管理栄養士=きざみ食やとろみをつけた食事など、飲み込みやすい食事の調整
参考: 言語聴覚士法/系統看護学講座 リハビリテーション看護
出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について