第104回 看護師国家試験 午前 問9 解説
📝 問題
機能別看護方式の説明で正しいのはどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 機能別看護方式は、内容別に分けた看護業務を複数の看護師が分担して実施する方式である。
機能別看護方式は、検温・与薬・処置・記録というように、看護の仕事を業務の内容ごとに分け、担当を決めて分担する方式。 少ない人数でも効率よく回せる一方、1人の患者を通してみる看護師がいないため、患者の全体像がつかみにくい。
残る3つは、業務ではなく患者を単位に受け持ちを決める方式である。
- 1
1人の看護師が毎日異なる患者を受け持つ。不正解
1人の看護師が日ごとに違う患者を受け持つのは患者受け持ち方式。同じ患者を担当するのはその日だけになる。
- 2
内容別に分類した看護業務を複数の看護師が分担して実施する。正解
検温・与薬・処置といった業務ごとに担当を決め、複数の看護師で分担する。
- 3
1人の看護師が1人の患者を入院から退院まで継続して受け持つ。不正解
入院から退院まで1人の看護師が同じ患者を受け持つのはプライマリナーシング。責任の所在がはっきりする。
- 4
患者をいくつかのグループに分け、各グループを専属の看護師チームが受け持つ。不正解
患者をグループに分けて看護師チームが受け持つのはチームナーシング。リーダーが計画と調整を担う。
📚 ここも一緒におさえておこう
看護提供方式は、業務で分けるか患者で分けるかを軸に問われる。業務で分けると効率は上がるが、患者を通してみる目が切れる、という関係で覚えよう。 実際の病棟ではモジュール型継続受け持ち方式(病棟を小集団に分け、その中で同じ看護師が継続して受け持つ)のように、チームナーシングとプライマリナーシングを組み合わせた形も使われている。
参考: 系統看護学講座 看護管理(看護提供方式)
出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について