第104回 看護師国家試験 午前 問40 解説

一般基礎看護学✔ 監修済み

📝 問題

臥床している患者に対して看護師が手袋を装着して口腔ケアを実施した。口腔ケア後の看護師の行動で適切なのはどれか。

✅ 正解

3

💡 解説

✅ 口腔ケアのあとは、手袋を装着したまま汚れた歯ブラシを洗浄する。

標準予防策では、手袋は1処置1手袋とし、外したあとには必ず手指衛生を行う。 口腔ケアのあとは、唾液のついた歯ブラシも手袋も同じように汚れている。 汚れたもの同士を手袋を着けたまま片づけ、そのあとで手袋を外して手を消毒すれば、汚染を広げずにすむ。

汚れた手袋のまま清潔なものに触れる、手袋を外してすぐ次の患者へ移る、といった行動は病原体を運ぶことになる。 唾液のついた手袋は感染性廃棄物として捨てる。

標準予防策とは

すべての人の血液・体液・分泌物・傷のある皮膚・粘膜は感染のおそれがあるものとして扱う、感染対策の基本の考え方。

  • 1

    手袋を外し、すぐに新しい手袋を装着して別の患者のケアを行う。不正解

    手袋を替えるだけでは、手袋の下で汚れた手がそのまま次の患者に触れることになる。外したら手指衛生をしてから新しい手袋を着ける。

  • 2

    使用した手袋を装着したまま患者の寝衣を交換する。不正解

    寝衣は清潔なもの。唾液のついた手袋で触れると汚染を持ち込むことになる。手袋を外し、手指衛生をしてから交換する。

  • 3

    手袋を装着したまま患者の歯ブラシを洗浄する。正解

    歯ブラシも唾液で汚れている。汚れたもの同士をまとめて片づけてから手袋を外し、手指衛生を行うのが理にかなっている。

  • 4

    使用した手袋は一般廃棄物の容器に捨てる。不正解

    唾液のついた手袋は感染性廃棄物にあたる。一般廃棄物ではなく、決められた感染性廃棄物の容器に捨てる。

📚 国試でよく狙われるところ

手袋は「いつ替えるか」「外したあとに何をするか」が繰り返し問われる。手袋を着けている間は手を洗えない、と考えると迷わない。

  • 同じ患者でも、汚れた部位から清潔な部位へ移るときは手袋を替える
  • 患者が替わるときは、手袋を替えるだけでなく必ず手指衛生を行う
  • 手袋の下の手も汗と菌で汚れているので、外したあとにも手指衛生を行う

参考: 厚生労働省「医療機関における院内感染対策について」/系統看護学講座 基礎看護学「基礎看護技術」

出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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