第104回 看護師国家試験 午前 問31 解説
📝 問題
日本の平成24年(2012年)における女性の年齢階級別労働力率の推移を示すグラフの特徴はどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 日本の女性の年齢階級別労働力率は、20歳代と40歳代に山があり、その間の年代が谷になるM字型を示す。
女性の労働力率は、20歳代後半で高くなったあと、結婚・出産・育児で仕事を離れる人が増えて30歳代で下がり、子育てが一段落する40歳代で再び上がる。 二つの山と間の谷がアルファベットのMに見えるので、この形をM字型(M字カーブ)という。
出題時の平成24年(2012年)は、山の25〜29歳が77.6%、谷の35〜39歳が67.7%だった。 その後は谷が年々浅くなり、現在はくぼみが小さくなって台形に近づいている。
労働力率とは
15歳以上の人口のうち、働いている人と仕事を探している人を合わせた割合。働く意思のある人がどれだけいるかを示す。
- 1
20歳代をピークとする山型不正解
山が一つだけの形。実際は40歳代にもう一つ山があるので、20歳代だけがピークにはならない。
- 2
40歳代をピークとする山型不正解
同じく山が一つだけの形。20歳代後半にも高い山があるので、40歳代だけがピークにはならない。
- 3
20歳代と40歳代をピークとするM字型正解
20歳代後半と40歳代後半に山ができ、その間の30歳代後半が谷になる。育児期にいったん仕事を離れる人が多いためである。
- 4
20歳代から50歳代にかけての逆U字型不正解
谷のないなだらかな一山の形で、男性の労働力率がこれに近い。女性も谷は浅くなってきているが、まだ二つの山が残っている。
📚 国試でよく狙われるところ
労働力率のグラフは、形の名前と谷にあたる年代を入れ替えて問われる。谷が年々浅くなり続けている、という変化の向きもあわせて覚えよう。 令和6年(2024年)の女性は、山が25〜29歳(88.9%)と45〜49歳(83.9%)、谷が35〜39歳(81.4%)である。
参考: 厚生労働省「令和6年版 働く女性の実情」/内閣府「男女共同参画白書(平成25年版)」
出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について