第114回 看護師国家試験 午前 問65 解説

一般母性看護学✔ 監修済み

📝 問題

セクシュアリティに関する用語と説明の組合せで正しいのはどれか。

✅ 正解

4

💡 解説

✅ ジェンダーアイデンティティ(性自認)は、自分の性別を自分がどう認識しているかを指す。

セクシュアリティは次の4つの要素に分けて整理する。 ・からだの性(セックス)=性染色体や性腺などで判断する生物学的な性 ・こころの性(ジェンダーアイデンティティ/性自認)=自分の性別を自分がどう認識しているか ・好きになる性(性的指向)=恋愛や性愛の対象がどの性別に向くか ・表現する性(ジェンダー)=服装・言葉づかい・役割など、社会や文化がつくる性

用語と説明を組み合わせる問題は、この4つに当てはめて考える。

  • 1

    性的指向 ―― 表現する性不正解

    性的指向は「好きになる性」。「表現する性」はジェンダーの説明。

  • 2

    セックス ―― 性愛の対象不正解

    セックスは「からだの性」。「性愛の対象」は性的指向の説明。

  • 3

    ジェンダー ―― 生殖性の性不正解

    ジェンダーは社会や文化がつくる「表現する性」。「生殖性の性」はセックスの説明。

  • 4

    ジェンダーアイデンティティ ―― 自身の性別の認識正解

    正しい。生まれたときに割り当てられた性と一致しない場合をトランスジェンダーという。

📚 ここも一緒におさえておこう

令和5(2023)年に、性的指向とジェンダーアイデンティティの多様性への理解を進める法律が施行され、行政・事業者・学校に理解増進の努力義務が課された。

  • 問診票の性別欄、病室やトイレの案内、呼び名など、看護の場面でも配慮が求められる。
  • 本人の同意なく性のあり方を他の人に知らせること(アウティング)はしてはならない。

参考: 性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律(令和5年法律第68号)

出典:「第114回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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