第113回 看護師国家試験 午後 問18 解説
📝 問題
フィジカルアセスメントで問診の次に行うのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 問診の次に行うフィジカルアセスメントは視診である。
フィジカルアセスメントは一般に、問診で情報を得たのち、視診→触診→打診→聴診の順で身体診察を進める。問診の次は、まず外観を目で観察する視診を行う。
身体を刺激しない・侵襲の少ない手技から順に行うのが基本で、視診は最も非侵襲的であるため最初に位置づけられる。ただし腹部の診察では、触診・打診が腸蠕動音に影響するのを避けるため、視診→聴診→打診→触診の順で行う点が例外として問われやすい。部位による順序の違いを併せて理解しておきたい。
- 1
視診正解
問診の後は、まず外観を観察する視診から身体診察を始める。
- 2
触診不正解
触診は視診の後に行う手技である。
- 3
打診不正解
打診は視診・触診の後に行う。
- 4
聴診不正解
聴診は通常最後に行い、腹部では触診・打診より先に行う例外がある。
📚 ここも一緒におさえておこう
聴診と打診の基本、腹部触診の注意点を確認する。
- 聴診器の膜型は高音(呼吸音・腸蠕動音・Ⅰ音・Ⅱ音)、ベル型は低音(Ⅲ音・Ⅳ音・血管雑音)の聴取に用いる
- 腹部の触診は痛みのある部位を最後に行い、患者には膝を軽く曲げてもらい腹壁の緊張を緩める
| 打診音 | 意味・部位 |
|---|---|
| 清音(共鳴音) | 正常な肺 |
| 過共鳴音 | 肺気腫・気胸など空気量の増加 |
| 濁音 | 胸水・無気肺・肝臓などの実質臓器 |
| 鼓音 | 消化管内のガス(腹部の正常所見) |
参考: 標準的なフィジカルアセスメント(診察の順序)
出典:「第113回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について