第112回 看護師国家試験 午後 問82 解説
📝 問題
標準的な成長をしている正期産児の身長が出生時の約2倍になるのはどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ 身長が出生時の約2倍(約100cm)になるのは、およそ4歳である。
標準的な成長では、出生時の身長は約50cm。これが約2倍の約100cmになるのはおおむね4歳ごろである。 まぎらわしいのは体重との違いで、体重は生後3〜4か月で約2倍、1歳で約3倍と早く増える。身長は『1.5倍が1歳、2倍が4歳』と分けて覚える。
他の選択肢は時期が誤り。生後6か月では身長は約1.3〜1.4倍、生後12か月(1歳)でも約1.5倍で、2倍には達しない。2歳では約85〜90cmで、まだ約100cmに届かない。6歳では約2.2〜2.3倍とすでに2倍を超えている。
国試では、身長と体重の倍増の時期を取り違えさせる問い方をしてくる。『体重は月単位で倍、身長は年単位で倍』と大きさの感覚をつかんでおくと、細かい数字も思い出しやすい。
- 1
生後6か月不正解
生後6か月では身長は約1.3〜1.4倍程度で、出生時の2倍には達していない。
- 2
生後12か月不正解
生後12か月(1歳)では身長は約1.5倍で、2倍には達していない。
- 3
2歳不正解
2歳では約85〜90cm前後で、出生時の約2倍(約100cm)には届かない。
- 4
4歳正解
出生時約50cmの身長が約2倍の約100cmになるのはおおむね4歳ごろである。
- 5
6歳不正解
6歳では約2.2〜2.3倍とすでに2倍を超えており、2倍になる時期としては遅すぎる。
📚 ここも一緒におさえておこう
成長の目安は、身長・体重だけでなく、泉門や乳歯の時期もまとめて問われる。数字は「いつ・何が・どれだけ」の3点セットで覚えると、選択肢の入れ替えに引っかからない。
- 頭の前方にあるひし形のすきま(大泉門)が閉じるのは1歳6か月頃、後方の小泉門は生後2〜3か月。
- 乳歯は生後6〜8か月に下顎中切歯から生えはじめ、2〜3歳で20本そろう。
| 時期 | 体重 | 身長 |
|---|---|---|
| 出生時 | 約3,000g | 約50cm |
| 生後3〜4か月 | 約2倍(約6kg) | — |
| 1歳 | 約3倍(約9kg) | 約1.5倍(約75cm) |
| 2歳半〜3歳 | 約4倍(約12kg) | — |
| 4歳 | — | 約2倍(約100cm) |
| 12歳 | — | 約3倍(約150cm) |
参考: 小児の成長発達の標準値(身長・体重の増加の目安)
出典:「第112回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について