第111回 看護師国家試験 午前 問33 解説
📝 問題
労働衛生の「3管理」とは、作業環境管理と作業管理と( )である。( )に入るのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 労働衛生の3管理は作業環境管理・作業管理・健康管理である。
労働衛生の「3管理」は作業環境管理・作業管理・健康管理の3つで、空欄に入るのは健康管理である。健康管理は、健康診断とその事後措置によって労働者一人ひとりの健康状態を把握し、守る取り組みをいう。
他の選択肢は3管理に含まれない。総括管理は3管理を束ねる上位の考え方で、3管理に労働衛生教育と総括管理を加えたものを労働衛生の5管理という。労務管理・出退勤管理は人事や勤怠の用語である。
事後措置とは
健康診断の結果に応じて、就業場所を変える・労働時間を短くするなど、事業者がとる対応のこと。
- 1
健康管理正解
健康管理は3管理の一つで、健康診断と事後措置により労働者の健康を守る。
- 2
総括管理不正解
総括管理は3管理を束ねる上位概念で、3管理そのものには含まれない。
- 3
労務管理不正解
労務管理は人事・勤怠に関する用語で、労働衛生の3管理ではない。
- 4
出退勤管理不正解
出退勤管理は勤怠管理の一部であり、労働衛生の概念ではない。
📚 国試でよく狙われるところ
労働衛生は、具体例がどの管理に当たるかを入れ替えて問われる。例と管理名を対にして覚えよう。
- 一般定期健康診断は年1回以上、有害業務従事者への特殊健康診断は原則6か月以内ごとに1回。
- ストレスチェックは労働者50人以上の事業場に年1回以上の実施義務がある。
- 労働者50人以上の事業場では産業医・衛生管理者の選任と衛生委員会の設置が必要。
| 管理 | 具体例 |
|---|---|
| 作業環境管理 | 作業環境測定、局所排気装置、有害物質の代替 |
| 作業管理 | 作業時間・姿勢の適正化、保護具(マスク・耳栓)の使用 |
| 健康管理 | 健康診断とその事後措置、保健指導、健康相談 |
参考: 労働安全衛生法
出典:「第111回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について