第110回 看護師国家試験 午後 問56 解説

一般小児看護学✔ 監修済み

📝 問題

フォローアップミルクで正しいのはどれか。

✅ 正解

2

💡 解説

✅ フォローアップミルクには鉄分が添加されている。

フォローアップミルクは、離乳が進んで食事だけでは不足しがちな鉄などの栄養素を補う目的の飲料で、鉄分が添加されている。 生後9か月頃以降、必要に応じて用いられる。

母乳や育児用ミルクの代替品ではなく、あくまで補助的なものである。与える時期は離乳食開始時ではなく、離乳が進んだ生後9か月以降が目安であり、離乳食直前に与えると食事量が減るため適切ではない。

育児用ミルクとは

母乳の代わりとして生後すぐから使える粉ミルク。成分を母乳に近づけてあり、栄養を補うためのフォローアップミルクとは目的が違う。

  • 1

    母乳の代替品である。不正解

    母乳の代替品ではなく補助的な位置づけ。

  • 2

    鉄分が添加されている。正解

    フォローアップミルクには鉄分が添加されている。

  • 3

    離乳食を食べる直前に与える。不正解

    離乳食直前に与えると食事量が減るため適切でない。

  • 4

    離乳食開始の時期から与え始める。不正解

    開始時期は生後9か月以降が目安で離乳食開始時ではない。

📚 国試でよく狙われるところ

問われるのは、離乳食の固さと回数がどの月齢に当たるかである。表の4段階は「月齢→固さ→回数」が一続きになっている。 離乳は生後5〜6か月ごろに開始し、生後12〜18か月ごろに完了する。 開始のサインは首がすわり支えると座れる・食べ物に興味を示す・スプーンを入れても舌で押し出すことが少ないこと。

  • フォローアップミルクは母乳や育児用ミルクの代替品ではない。離乳が順調なら必ずしも必要ではなく、鉄の不足が心配される場合に生後9か月以降に用いる。
  • 蜂蜜は乳児ボツリヌス症の危険があるため1歳未満には与えない。
  • 牛乳を飲用として与えるのは1歳を過ぎてから(鉄の吸収を妨げるため)。
離乳の進め方の目安
時期月齢の目安食物の形態回数
①離乳初期生後5〜6か月ごろなめらかにすりつぶした状態1日1回
②離乳中期生後7〜8か月ごろ舌でつぶせる固さ1日2回
③離乳後期生後9〜11か月ごろ歯ぐきでつぶせる固さ1日3回
④離乳完了期生後12〜18か月ごろ歯ぐきで噛める固さ1日3回+補食

出典:「第110回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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