第110回 看護師国家試験 午後 問24 解説
📝 問題
自動体外式除細動器〈AED〉の電極パッドの貼付位置を図に示す。適切なのはどれか。
※ 選択肢は準備中です(別紙資料の問題)。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ AEDの電極パッドは右前胸部(鎖骨の下)と左側胸部(腋窩の下)に貼付する。
AED(自動体外式除細動器)の電極パッドは、心臓を挟むように右前胸部(右鎖骨の下)と左側胸部(左腋窩の下・第5〜6肋間)に貼付する。この配置により心臓全体に電流を流し、除細動の効果を得ることができる。
図では、一方のパッドが右鎖骨の下、もう一方が左の乳頭外側〜側胸部に貼られているものが適切である。 両パッドを近づけたり、心臓を挟まない配置では除細動の効果が不十分になる。
除細動とは
心臓に電気ショックを与えて、ばらばらに震えている心臓(心室細動)の動きをいったん止め、正常なリズムに戻すこと。
- 1
正解
右前胸部と左側胸部に貼り心臓を挟む配置で、除細動に適切である。
- 2
不正解
心臓を挟む適切な配置になっておらず、除細動効果が不十分となる。
- 3
不正解
パッドの位置が適切でなく、有効な通電が得られない配置である。
- 4
不正解
心臓を挟む配置になっておらず不適切である。
📚 国試でよく狙われるところ
一次救命処置は手順の順番と数値がそのまま問われる。反応の確認から胸骨圧迫・AEDまでを一続きの流れとしてたどり、そこに深さ・回数・比の数字をのせていきたい。 一次救命処置〈BLS〉の流れ=反応の確認→応援要請(119番通報・AEDの手配)→呼吸と脈拍の確認(10秒以内)→胸骨圧迫→AEDの装着。
- 胸骨圧迫は胸骨の下半分を約5cm(6cmを超えない)沈む深さで、100〜120回/分のテンポで行う。
- 圧迫を解除するときは胸壁を完全に戻し、中断は10秒以内にとどめる。
- 胸骨圧迫と人工呼吸の比は30:2。
- AED使用時の注意=胸部が濡れていれば拭き取る、貼付薬ははがして薬剤を拭き取る、植込み型ペースメーカの膨らみから3cm以上離す、解析と通電のときは全員が傷病者から離れる。
- 未就学児には小児用パッド/小児用モードを用いるが、なければ成人用で代用してよい。
出典:「第110回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について