第109回 看護師国家試験 午後 問82 解説
📝 問題
関節運動はないが筋収縮が認められる場合、徒手筋力テストの結果は( )/5と表記する。 ( )に入るのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 関節運動はないが筋収縮がある場合は徒手筋力テスト1/5と表記する。
徒手筋力テスト(MMT)は、筋の力を0〜5の6段階で評価する方法である。 関節は動かないが、筋が縮むのを触って、あるいは目で見て確かめられる状態が「1(Trace)」で、1/5と表記する。
段階を分けているのは、関節運動・重力・抵抗の3点である。 国試では各段階の定義がくり返し問われるので、この3点をどこまで満たせるかを目安に整理しておく。
- 1
正解
収縮はあるが関節運動がない状態はMMT 1(Trace)で1/5と表記。
- 2
不正解
2は重力を除けば全可動域運動が可能な状態。
- 3
不正解
3は重力に抗して全可動域運動が可能な状態。
- 4
不正解
4は重力と中等度の抵抗に抗して運動可能な状態。
- 5
不正解
5は強い抵抗に抗して運動可能な正常。
📚 関連知識
| 段階 | 表記 | 内容 |
|---|---|---|
| 5 | Normal | 強い抵抗に抗して全可動域を動かせる(正常) |
| 4 | Good | 中等度の抵抗に抗して全可動域を動かせる |
| 3 | Fair | 重力に抗して全可動域を動かせる(抵抗には抗せない) |
| 2 | Poor | 重力を除いた肢位でなら全可動域を動かせる |
| 1 | Trace | 筋収縮は触知・視認できるが、関節運動は起こらない |
| 0 | Zero | 筋収縮がまったくみられない |
3が「重力に抗せるか」の境目で、実用的な運動が可能かどうかの目安になる。
出典:「第109回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について