第109回 看護師国家試験 午前 問37 解説
📝 問題
クリップ式のプローブを用いて手指で経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)を測定する方法で適切なのはどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 装着部位に冷感がある場合は温めてから測定する。
パルスオキシメータでSpO2を測るときは、プローブを付けた部位の末梢循環が保たれていることが前提になる。 冷感があると末梢血流が低下して脈波を拾えず、値が不正確になる。 装着部位を温めて血流を改善させてから測定する。
同一指での長時間の連続装着は、圧迫による循環障害や皮膚障害を招くため、定期的に部位を変える。 マニキュアやジェルネイルは光の透過を妨げて誤差を生むため除去する。 プローブをテープで強く固定すると血流を阻害するので、締め付けない固定にとどめる。 国試では「冷感時は温める」が繰り返し問われる。
- 1
同じ指で24時間連続で測定する。不正解
同一指での24時間連続測定は、圧迫による循環障害や皮膚障害を招くため適切ではない。
- 2
マニキュアをしたままで測定する。不正解
マニキュアは光の透過を妨げ測定誤差を生むため除去する。
- 3
装着部位に冷感がある場合は温める。正解
冷感時は末梢血流が低下するため、温めて血流を改善させてから測定する。
- 4
指を挟んだプローブはテープで固定する。不正解
テープでの固定は血流を阻害しうるため、締め付けない配慮が必要である。
📚 国試でよく狙われるところ
SpO2は、正常の目安と、測るとき・読むときの注意点が繰り返し問われる。数値と注意点を対にして覚えよう。
- SpO2の基準はおよそ96〜99%である
- SpO2 90%はPaO2 60Torrに相当し、呼吸不全の目安となる
- 一酸化炭素中毒ではSpO2が高く表示され、実際の酸素化を反映しない
- 体動・末梢循環不全・マニキュア・強い外光・低体温は測定誤差の原因になる
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)など二酸化炭素ナルコーシスのリスクがある患者では、目標のSpO2を低めに設定することがある
- プローブは発光部と受光部が爪をはさんで向かい合うように装着する
出典:「第109回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について