第108回 看護師国家試験 午前 問24 解説

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📝 問題

臓器の移植に関する法律における脳死の判定基準で正しいのはどれか。

✅ 正解

4

💡 解説

✅ 臓器の移植に関する法律における脳死判定基準で正しいのは脳幹反射の消失である。

臓器の移植に関する法律に基づく法的脳死判定は、次の5項目をすべて満たすことで行う。 ・深昏睡 ・瞳孔の両側散大・固定(4mm以上) ・脳幹反射の消失 ・平坦脳波 ・自発呼吸の消失

このうち設問の記述と合うのは脳幹反射の消失だけである。 5項目を確認したあと、一定時間をおいて同じ確認をもう一度行う。

他の選択肢は、程度や数値がずらしてある。瞳孔は3mm以上ではなく4mm以上、脳波は徐波ではなく平坦脳波、自発呼吸は微弱ではなく消失、昏睡は浅昏睡ではなく深昏睡である。

深昏睡とは

痛みの刺激を加えてもまったく反応がない、いちばん深い意識障害の状態。

  • 1

    瞳孔径は左右とも3mm以上不正解

    瞳孔は3mm以上ではなく、左右とも4mm以上に散大していることが基準である。

  • 2

    脳波上徐波の出現不正解

    脳波は徐波の出現ではなく、平坦脳波(脳波活動の消失)が基準である。

  • 3

    微弱な自発呼吸不正解

    微弱な自発呼吸ではなく、自発呼吸の消失(無呼吸)が基準である。

  • 4

    脳幹反射の消失正解

    脳幹反射の消失は、法的脳死判定の5項目の一つである。

  • 5

    浅昏睡不正解

    浅昏睡ではなく、深昏睡であることが基準である。

📚 国試でよく狙われるところ

脳死判定は、誰が行うか、いつを死亡時刻とするか、誰は判定できないかまで問われる。 判定を行うのは、脳死判定の経験が十分で臓器移植に関わらない2名以上の医師で、本人の意思表示と家族の承諾が前提となる。

  • 5項目の確認後、6時間以上(6歳未満は24時間以上)あけて2回目の判定を行い、2回目の終了時刻を死亡時刻とする。
  • 生後12週未満の児、低体温、急性薬物中毒、代謝・内分泌障害などは判定の除外例である。
  • 無呼吸テストは他の項目がすべて確認されたのち、最後に実施する。
法的脳死判定の5項目
項目内容
①深昏睡JCS300、GCS3
②瞳孔の散大・固定左右とも4mm以上
③脳幹反射の消失対光・角膜・毛様脊髄・眼球頭・前庭・咽頭・咳反射がすべて消失
④平坦脳波30分以上の連続記録で脳波活動がない
⑤自発呼吸の消失無呼吸テストで確認(最後に実施)

参考: 臓器の移植に関する法律/脳死判定基準(法的脳死判定)

出典:「第108回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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