第106回 看護師国家試験 午前 問71 解説
📝 問題
ある組織では、リーダーの支援の下でグループ討議を経て方針を決定している。このリーダーシップスタイルはどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ リーダーが支援し、グループ討議を経て方針を決めるのは参加的リーダーシップである。
参加的リーダーシップは、リーダーが1人で決めず、メンバーの話し合いを支えながら方針を一緒に決める型である。 設問の組織はリーダーの支援のもとでグループ討議を経ているので、これにあたる。
残る3つは決め方が違う。 教示的はリーダーが具体的に指示して細かく見届ける型、委任的は決定も実行もメンバーに任せる型である。カリスマ的は、リーダー個人の魅力で人を引きつける型を指す。
- 1
委任的リーダーシップ不正解
委任的は、メンバーの力量が十分なときに判断と実行の責任をゆだねるやり方である。
- 2
参加的リーダーシップ正解
リーダーは意見を引き出す役に回り、決定はグループの合意でつくられる。
- 3
教示的リーダーシップ不正解
教示的は、経験の浅いメンバーに何をどうするかを具体的に示して見届けるやり方である。
- 4
カリスマ的リーダーシップ不正解
カリスマ的は、リーダー個人の資質や魅力で人を引きつける型を指す言葉で、決め方の分類ではない。
📚 混同しやすいので注意
リーダーシップの型は、名前と中身を入れ替えて問われる。メンバーがどれだけ育っているかで型を変える、という順番で覚えよう。
| 型 | メンバーの成熟度 | リーダーの関わり方 |
|---|---|---|
| ①教示的 | 低い | 具体的に指示し、細かく見届ける |
| ②説得的 | やや低い | 考えを説明し、納得を得ながら進める |
| ③参加的 | やや高い | 話し合いを支え、一緒に決める |
| ④委任的 | 高い | 判断と実行を任せる |
参考: 看護管理におけるリーダーシップ論(ハーシーとブランチャード)
出典:「第106回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について