第106回 看護師国家試験 午前 問65 解説
📝 問題
訪問看護の利用者に関する訪問看護と病院の外来看護の連携で適切なのはどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 訪問看護師は、利用者が使用している医療材料の情報を外来看護師と共有する。
在宅で使うカテーテル・栄養剤・褥瘡の被覆材といった医療材料は、多くが外来の受診時に処方・支給される。 訪問看護師が使用量や交換の頻度、使いにくさを外来看護師へ伝えれば、必要な物が必要な量だけそろい、在宅の療養が途切れない。
残る3つは、書類の届け先・個人情報の扱い・受診手続きの担い手を取り違えている。
訪問看護報告書とは
訪問看護師が、行ったケアと利用者の状態をまとめて主治医へ提出する書類。次の指示を出す材料になる。
- 1
訪問看護報告書は外来看護師に提出する。不正解
訪問看護報告書の提出先は主治医である。訪問した内容と利用者の状態を報告し、次の指示に反映してもらう。
- 2
利用者の個人情報の相互共有に利用者の承諾書は不要である。不正解
他の機関と個人情報をやりとりするには、あらかじめ本人や家族の同意が要る。
- 3
利用者が使用している医療材料の情報を外来看護師と共有する。正解
外来で処方・支給される物品なので、在宅での使用量や交換の頻度を伝えると過不足なくそろう。
- 4
訪問看護師から外来看護師に利用者の外来診察の予約を依頼する。不正解
外来診察の予約は本人や家族が行う。訪問看護師が代わりに取るものではない。
📚 ここも一緒におさえておこう
訪問看護の書類は、誰が誰に出すのかを入れ替えて問われる。書類の名前と届け先を対にして覚えよう。
- 訪問看護指示書は主治医が訪問看護ステーションへ交付する。有効期間は最長6か月である。
- 訪問看護計画書と訪問看護報告書は、訪問看護ステーションが主治医へ提出する。
- 特別訪問看護指示書が出ると、14日間を限度に医療保険で連日の訪問ができる。
参考: 指定訪問看護事業者の運営基準/標準的な在宅看護論の教科書
出典:「第106回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について