第105回 看護師国家試験 午後 問70 解説
📝 問題
流行性角結膜炎の原因はどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ 流行性角結膜炎の原因はアデノウイルスである。
流行性角結膜炎はアデノウイルスによる結膜炎で、目やに・充血・強い異物感に加え、耳の前のリンパ節がはれて押すと痛むのが特徴である。
感染力がとても強く、手指やタオル、点眼薬の容器を介して広がる。学校保健安全法では、医師が感染のおそれがないと認めるまで出席停止となる。
- 1
淋菌不正解
淋菌は新生児の膿漏眼や成人の激しい化膿性結膜炎を起こす。多量の膿性の目やにが特徴である。
- 2
緑膿菌不正解
緑膿菌はコンタクトレンズの不適切な使用などをきっかけに角膜潰瘍を起こす。
- 3
クラミジア不正解
クラミジアはトラコーマや封入体結膜炎の原因になる。
- 4
アデノウイルス正解
アデノウイルスは流行性角結膜炎の原因で、8型・19型・37型などが知られる。
- 5
ヘルペスウイルス不正解
ヘルペスウイルスは角膜に樹枝状の病変をつくる角膜ヘルペスを起こす。
📚 ここも一緒におさえておこう
アデノウイルスは、起こす病気を入れ替えて問われる。目だけの病気と、のどと目がそろう病気に分けて覚えよう。
- 流行性角結膜炎は目の症状が中心で、結膜の充血・目やに・耳の前のリンパ節のはれがみられる。
- 咽頭結膜熱(プール熱)は発熱・咽頭痛・結膜炎の3つがそろう。学校保健安全法では主要症状が消えたあと2日を過ぎるまで出席停止となる。
- アデノウイルスはアルコールが効きにくいため、流水と石けんでの手洗いと、次亜塩素酸ナトリウムでの環境の消毒を行う。
参考: 学校保健安全法(出席停止の基準)/成人看護学(眼の感染症)
出典:「第105回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について