第105回 看護師国家試験 午後 問52 解説
📝 問題
乳児が1日に必要とする体重1kg当たりの水分量はどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 乳児が1日に必要とする水分量は体重1kg当たり約150mLである。
乳児が1日に必要とする水分は、体重1kg当たり150mL前後。体重6kgの子なら約900mLになる。 成人のおよそ3倍で、理由は3つある。 ・体重に対して体表面積が大きく、皮膚や呼気から失われる不感蒸泄が多い ・腎臓が尿を濃くする力が未熟で、老廃物を捨てるのに多くの尿が要る ・体に占める水分の割合が高く、代謝も活発
そのため乳児は、下痢や嘔吐、発熱が少し続くだけで脱水になりやすい。体重の減り方が、脱水を見つける手がかりになる。
不感蒸泄とは
汗をかかなくても、皮膚や呼気から自然に失われていく水分。
- 1
80 mL不正解
80mLは学童期のおおよその目安である。乳児では体重1kg当たりの必要量がこれよりずっと多い。
- 2
100 mL不正解
100mLは幼児期の目安。年齢が上がるほど体重1kg当たりの必要量は減っていく。
- 3
150 mL正解
乳児の1日必要水分量の目安。体重6kgなら約900mLになる。
- 4
180 mL不正解
乳児の必要量を上回る。体重1kg当たり150mL前後を目安に、1日の授乳量やミルクの量を組み立てる。
📚 国試でよく狙われるところ
体重1kg当たりの必要水分量は、年齢を入れ替えて問われる。年齢が上がるほど減ると流れで覚えよう。
| 年齢 | 水分量の目安 |
|---|---|
| 乳児 | 150mL |
| 幼児 | 100mL |
| 学童 | 80mL |
| 成人 | 50mL |
参考: 医療情報科学研究所編『病気がみえる vol.15 小児科』/標準的な小児看護学(体液の特徴と水分必要量)
出典:「第105回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について