第105回 看護師国家試験 午前 問41 解説
📝 問題
片麻痺のある患者の歩行介助で正しいのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 片麻痺のある患者の歩行介助では、介助者は患側に立つ。
片麻痺のある人は、麻痺した側へ体が傾いて倒れやすい。 介助者は倒れる向きを支えられるよう、患側のやや後方に立つ。
他の3つは、向きや条件が逆である。 靴底は滑りにくいものを選ぶ。 杖は健側の手で持つので、介助するのは反対の患側になる。 階段は、手すりを使いながら上りは健側から、下りは患側から進む。
- 1
患者の患側に立つ。正解
麻痺した側へ倒れやすいので、介助者は患側のやや後方に立って支える。
- 2
靴底は摩擦が少ないものを準備する。不正解
靴底は滑りにくいものを選ぶ。摩擦が少ないと足がすべって転倒につながる。
- 3
杖を使用する場合は杖を持つ側で介助する。不正解
杖は健側の手で持つ。介助者はその反対、つまり患側に立って支える。
- 4
階段を昇る場合は患側下肢から昇るように指導する。不正解
逆。階段は手すりを使いながら、上りは健側の足から、下りは患側の足から出す。
📚 丸暗記より仕組みで覚えよう
片麻痺の介助は「健側から・患側から」を入れ替えて問われる。力の入る健側が先に体を支える、と考えるとその場で組み立てられる。
- 階段は手すりを使いながら、上りは健側の足から、下りは患側の足から
- 杖歩行は、杖→患側の足→健側の足の順に出す
- 衣服の着脱は脱健着患=脱ぐときは健側から、着るときは患側から
- ベッドから車椅子へ移るときは健側に車椅子を置き、健側へ回るように動く
参考: 系統看護学講座 基礎看護技術/系統看護学講座 リハビリテーション看護
出典:「第105回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について