第104回 看護師国家試験 午後 問38 解説

一般健康支援と社会保障制度✔ 監修済み

📝 問題

職場における疾病予防の対策のうち三次予防はどれか。

✅ 正解

4

💡 解説

✅ 職場復帰後の適正配置は、三次予防にあたる。

予防は3段階に分けられる。 ・一次予防=健康増進と発病の予防(健康教育、作業環境の改善、予防接種) ・二次予防=早期発見・早期治療(健康診断、人間ドック) ・三次予防=再発の防止と社会復帰(リハビリテーション、職場復帰後の配置換え)

職場復帰後の適正配置は、治療を終えた労働者が働き続けられるように仕事の内容や量を調整するもので、三次予防にあたる。

他の選択肢は段階が違う。健康教育は発病そのものを防ぐ一次予防、人間ドックとじん肺健康診断は早く見つけて早く治すための二次予防である。

なお職場のメンタルヘルスでは、この試験のあとの2015年12月にストレスチェック制度が始まった。不調を未然に防ぐことを目的とする一次予防にあたる。

  • 1

    健康教育の実施不正解

    健康教育は、生活習慣を整えて発病そのものを防ぐ一次予防である。

  • 2

    人間ドックの受診勧奨不正解

    人間ドックの受診勧奨は、症状のない段階で病気を見つける二次予防である。

  • 3

    じん肺健康診断の実施不正解

    じん肺健康診断は、粉じん作業に従事する労働者から早期にじん肺を見つける二次予防である。

  • 4

    職場復帰後の適正配置正解

    職場復帰後の適正配置は、再発や悪化を防いで働き続けられるようにする三次予防である。

📚 ここも一緒におさえておこう

職場の健康管理は、労働安全衛生法にもとづく3つの管理としてまとめて問われる。「作業環境・作業・健康」の3つを並べて覚えよう。

  • 作業環境管理=有害物質の濃度や騒音・照度を測り、環境そのものを改善する。
  • 作業管理=作業の方法・時間・保護具を調整して、有害な要因にさらされる量を減らす。
  • 健康管理=健康診断とその後の措置で、労働者の健康状態を把握し悪化を防ぐ。

参考: 労働安全衛生法/国民衛生の動向

出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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