第104回 看護師国家試験 午前 問77 解説
📝 問題
タンパク合成が行われる細胞内小器官はどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ タンパク質を合成する細胞内小器官はリボソームである。
リボソームは、核から届いた遺伝情報の写しを読み取り、アミノ酸をつないでタンパク質を組み立てる小器官である。 細胞質に浮かんでいるものと、小胞体の表面に並んでいるもの(粗面小胞体)がある。
粗面小胞体とは
表面にリボソームが並んでいる小胞体。できたタンパク質をここで受け取り、形を整えて次へ送る。
- 1
核不正解
核は遺伝情報をしまっておく場所で、そこから写し取られた情報がリボソームへ運ばれる。
- 2
リボソーム正解
タンパク質の合成そのものを担う小器官である。
- 3
リソソーム不正解
リソソームは分解酵素を含み、取り込んだ異物や不要になった細胞内の成分を分解する。
- 4
ミトコンドリア不正解
ミトコンドリアは酸素を使ってエネルギーを取り出す小器官で、細胞の発電所にあたる。
- 5
Golgi〈ゴルジ〉装置不正解
Golgi〈ゴルジ〉装置は、できたタンパク質に糖などを付けて仕上げ、行き先ごとに送り出す。
📚 ここも一緒におさえておこう
タンパク質は1か所で完成するのではなく、小器官をリレーして仕上がる。国試ではこの順番が問われる。
- ①リボソームでアミノ酸をつなぎ、タンパク質の骨組みを作る
- ②粗面小胞体へ送られ、立体的な形が整えられる
- ③Golgi〈ゴルジ〉装置で糖などが付いて仕上がり、行き先ごとに包まれる
- ④小胞に包まれて細胞の外へ分泌される
参考: 系統看護学講座 解剖生理学
出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について