第104回 看護師国家試験 午前 問24 解説
📝 問題
体位ドレナージの直接の目的はどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 体位ドレナージの直接の目的は、排痰を促すことである。
体位ドレナージは、痰がたまっている部分の肺を高い位置にして、重力で痰を太い気道へ移動させる方法である。 太い気道まで動いた痰は、咳や吸引で出しやすくなる。 目的は排痰を促すこと。
呼吸が楽になった結果として眠りやすくなることはあっても、それは直接のねらいではない。
- 1
痛みの軽減不正解
体位を整えると楽に感じることはあるが、痛みを取ることをねらった方法ではない。
- 2
睡眠の導入不正解
呼吸が楽になれば眠りやすくはなる。それは痰が出た結果であって、直接の目的ではない。
- 3
排痰の促進正解
重力で痰を太い気道へ移し、咳や吸引で出しやすくする。これが直接の目的にあたる。
- 4
廃用症候群の予防不正解
動かない状態が続いて起こる機能の低下を防ぐのは、離床や関節を動かす運動の役割。
📚 ここも一緒におさえておこう
体位ドレナージは、目的よりも「いつ行うか・いつやめるか」が問われる。実施の条件をひとまとめに覚えよう。
- 行う前に加湿や水分で痰をやわらかくしておく
- 1つの体位は5〜15分を目安にする
- 嘔吐や誤嚥を避けるため食後1〜2時間は行わない
- 実施中は経皮的動脈血酸素飽和度・呼吸・顔色をみて、苦しそうならすぐ中止する
参考: 系統看護学講座 基礎看護技術
出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について