第104回 看護師国家試験 午前 問19 解説
📝 問題
女性患者の床上排泄で洋式便器をあてる位置を図に示す。適切なのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 洋式便器は、丸く広いほうを頭側に向け、肛門が受け口の広い部分に収まるように当てる。
床上排泄で使う洋式便器は、丸く広いほうで殿部を受け、細くなったほうが大腿の間に入る形をしている。 広い側を頭側に置き、肛門が受け口の広いほうの中ほどにきて、縁にかからないように当てる。 女性は尿の出口が肛門より足側にあるので、肛門から足側にも受け口が残っている必要がある。
受け口の縁に肛門がかかった当て方では、便が便器の外へ落ちて寝具を汚す。便器の上下が逆の当て方では、細いほうが殿部の下に入り、姿勢が安定しない。
- 1
正解
丸く広いほうが頭側にあり、肛門が受け口の広いほうに収まっている。便も尿も受け口の中に落ちる当て方。
- 2
不正解
便器の向きは合っているが、全体が足側にずれて肛門が受け口の頭側の縁にかかっている。この位置では便が便器の外へ落ちる。
- 3
不正解
便器の上下が逆で、細いほうが頭側を向いている。殿部が細い部分に乗るため安定せず、縁が当たって痛みも出やすい。
- 4
不正解
上下が逆なうえに足側へずれており、肛門が受け口の縁にかかっている。向きも位置も合っていない。
📚 ここも一緒におさえておこう
床上排泄は、便器の当て方に続けて、そのあとの姿勢と羞恥心への配慮までまとめて問われる。当てる→整える→離れる、の順で覚えよう。
- 腰を持ち上げてもらって当て、自分で持ち上げられない人は側臥位にしてから仰臥位に戻す
- 当てたあとは上体を少し起こすと腹圧がかかりやすく、便器からも漏れにくい
- 掛け物とカーテンで見えないようにし、ナースコールを手元に置いてそばを離れる
参考: 系統看護学講座 基礎看護技術
出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について