第103回 看護師国家試験 午後 問22 解説
📝 問題
湿性罨法はどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 冷パップは水分を含ませて当てる湿性罨法である。
罨法は、温めたり冷やしたりして症状をやわらげる方法である。水分を使うかどうかで湿性と乾性に分かれる。 湿性罨法は水や湯を含ませたものを肌に当てる方法で、冷パップ・湿布・温湿布・部分浴が当たる。水は熱を伝えやすいぶん効果が出やすく、皮膚がふやけやすい。
乾性罨法は水を使わず、熱や冷たさだけを伝える。氷枕・氷嚢は冷やす乾性、湯たんぽ・電気あんかは温める乾性である。 湯たんぽは同じ場所に長く当てると低温熱傷を起こすので、皮膚から離して置く。
罨法とは
体の一部を温めたり冷やしたりして、痛みや不快感をやわらげる看護の方法。
- 1
氷枕不正解
氷枕は氷と水で冷やすが、中身が皮膚に触れないので乾性罨法にあたる。
- 2
冷パップ正解
冷パップは水分を含んだ貼付剤を皮膚に当てるもので、湿性罨法にあたる。
- 3
湯たんぽ不正解
湯たんぽは湯の熱だけを伝える温罨法で、乾性にあたる。
- 4
電気あんか不正解
電気あんかは電気の熱で温める乾性の温罨法である。
📚 混同しやすいので注意
罨法は「温める/冷やす」と「湿性/乾性」の2つの軸を組み合わせて問われる。表の4つのマスに具体例を入れて覚えよう。
| 区分 | 温罨法(温める) | 冷罨法(冷やす) |
|---|---|---|
| 湿性(水分あり) | 温湿布・温パップ・部分浴 | 冷湿布・冷パップ |
| 乾性(水分なし) | 湯たんぽ・電気あんか・カイロ | 氷枕・氷嚢 |
参考: 標準的な基礎看護学(罨法の種類と適応)
出典:「第103回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について