第103回 看護師国家試験 午後 問13 解説
📝 問題
尿の回数が異常に多い状態を表すのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 尿の回数が異常に多い状態を表すのは頻尿である。
頻尿は、排尿の回数が多い状態をいう。1日に8回以上が目安で、夜間に1回以上起きて排尿する場合は夜間頻尿という。 尿の量ではなく回数でみるのがこの言葉である。
原因は2つに分かれる。 膀胱にためられる量が減るもの(過活動膀胱、膀胱炎、前立腺肥大症)と、多尿で尿の量そのものが増えるもの(糖尿病、尿崩症、水分のとりすぎ)である。
- 1
頻尿正解
排尿の回数が多い状態を指す言葉である。1日8回以上が目安になる。
- 2
乏尿不正解
乏尿は1日の尿量が400mLを下回った状態で、回数ではなく量の異常である。
- 3
尿閉不正解
尿閉は膀胱に尿がたまっているのに出せない状態で、前立腺肥大症などで起こる。回数が多いのではなく、出ないほうの異常である。
- 4
尿失禁不正解
尿失禁は自分の意思と関係なく尿が漏れる状態で、腹圧性・切迫性などの型がある。
📚 国試でよく狙われるところ
排尿の異常は、名前と状態を入れ替えて問われる。とくに尿失禁の型は、どんなときに漏れるかで見分けよう。
- 腹圧性尿失禁=咳やくしゃみで腹圧がかかると漏れる。出産後や高齢の女性に多い
- 切迫性尿失禁=急に強い尿意が起こり、我慢できずに漏れる。過活動膀胱でみられる
- 溢流性尿失禁=尿が出せずにたまり、あふれて少しずつ漏れる。前立腺肥大症でみられる
- 機能性尿失禁=排尿の機能は保たれているが、動けない・トイレが分からないために間に合わない
参考: 系統看護学講座「基礎看護技術」
出典:「第103回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について