第103回 看護師国家試験 午前 問60 解説
📝 問題
平成22年(2010年)国民生活基礎調査で、同居している主な介護者のストレスや悩みの原因で最も割合の高いのはどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 同居している主な介護者のストレスや悩みの原因で最も割合が高いのは、家族の病気や介護である。
平成22年(2010年)の国民生活基礎調査では、同居して介護している人の約6割が悩みやストレスがあると答えている。その原因を尋ねると、男女とも家族の病気や介護が最も多い。 介護そのものが最も大きな負担になっている。令和4年(2022年)の調査でも順位は変わっていない。
他の選択肢も介護者の悩みとして挙がるが、割合は家族の病気や介護に及ばない。
- 1
自分の仕事不正解
自分の仕事は、働きながら介護する人にとって大きな悩みではあるが、最も多い答えにはならない。介護離職を防ぐ支援につながる項目。
- 2
家族の病気や介護正解
介護している相手の病気と、介護そのものが、悩みの原因の中心を占める。介護者自身への支援がそのまま必要になる。
- 3
家族との人間関係不正解
家族との人間関係も上位に挙がるが、家族の病気や介護には及ばない。介護の分担をめぐる不満などが背景にある。
- 4
自由にできる時間がない不正解
自由にできる時間がないことも挙がるが、最多ではない。レスパイトケア(短期入所や通所を使って介護者が休む仕組み)で和らげる。
📚 国試でよく狙われるところ
介護者の統計は「誰が介護しているか」を割合ごと入れ替えて問われる。続柄と年齢の組合せを対にして覚えよう。
- 令和7年(2025年)の調査では、主な介護者が要介護者等と同居しているのは46.1%
- 同居の主な介護者を続柄でみると配偶者が22.5%で最も多く、次いで子が18.2%
- 要介護者等と同居の主な介護者がともに65歳以上の老老介護は61.9%
参考: 厚生労働省「国民生活基礎調査」/系統看護学講座 老年看護学
出典:「第103回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について