第115回 看護師国家試験 午前 問72 解説
📝 問題
災害救助法について正しいのはどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ 災害救助法の目的は、被害を受け、または受けるおそれのある者の保護と社会の秩序の保全である。
災害救助法は、災害が発生した場合や発生するおそれがある場合に、国が地方公共団体・日本赤十字社その他の団体や国民の協力のもとで、応急的に必要な救助を行う法律である。
その目的は、被害を受け、または受けるおそれのある者の保護と社会の秩序の保全を図ることである。
- 1
災害障害見舞金の支給がある。不正解
災害障害見舞金は「災害弔慰金の支給等に関する法律」に基づく給付であり、災害救助法の内容ではない。
- 2
救助の種類に助産は含まれない。不正解
救助の種類には「医療及び助産」が明記されており、助産は含まれる。
- 3
救助に要する費用は国が全額負担する。不正解
救助の費用は都道府県(救助実施市)がいったん支払い、その規模に応じて国が50〜90%を負担する。全額を国が負担するのではない。
- 4
目的は災害を受け又は受ける恐れのある者の保護と社会の秩序の保全である。正解
正しい。災害救助法の目的規定そのもの。2021年の改正で「発生するおそれ」の段階から適用できるようになった点も押さえたい。
📚 国試でよく狙われるところ
災害救助法に基づく救助の種類は次のとおり。「医療及び助産」が含まれる点がとくに問われやすい。
- 避難所および応急仮設住宅の供与
- 炊き出しその他による食品の給与、飲料水の供給
- 被服・寝具その他生活必需品の給与または貸与
- 医療及び助産
- 被災者の救出、被災した住宅の応急修理
- 生業に必要な資金・器具・資料の給与または貸与、学用品の給与、埋葬
- 死体の捜索および処理、障害物の除去
| 法律 | 主な内容 |
|---|---|
| 災害対策基本法 | 防災の基本理念・体制、防災計画、避難行動要支援者名簿 |
| 災害救助法 | 災害時の応急的な救助(避難所、食品、医療及び助産など) |
| 災害弔慰金の支給等に関する法律 | 災害弔慰金・災害障害見舞金の支給、災害援護資金の貸付 |
| 被災者生活再建支援法 | 住宅が全壊等した世帯への支援金の支給 |
参考: 災害救助法(昭和22年法律第118号)/内閣府 災害救助法の概要
出典:「第115回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について