第115回 看護師国家試験 午前 問42 解説
📝 問題
在宅療養中の高齢者のケアマネジメントで正しいのはどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ サービス担当者会議には利用者本人と家族の参加が原則。
サービス担当者会議は、介護支援専門員(ケアマネジャー)が居宅サービス計画の原案について、担当者から専門的な意見を求める場である。 ここには利用者本人と家族が参加するのが原則とされている。
ケアマネジメントの出発点は本人の意向と自己決定。本人が自分の生活の希望を語り、それを計画に反映させることが重視される。
- 1
サービス提供は専門職の判断を優先する。不正解
ケアマネジメントは本人の意向と自己決定が基本。専門職の判断を優先させることは、自立支援と尊厳の保持という理念に反する。
- 2
高齢者本人はサービス担当者会議の構成員である。正解
正しい。サービス担当者会議には利用者本人・家族が参加するのが原則である。
- 3
インフォーマルサービスはサービス計画に入らない。不正解
家族・近隣・ボランティアなどのインフォーマルサービスも社会資源として計画に位置づける。制度サービスだけで生活は支えられない。
- 4
地域包括支援センターが施設サービス計画を作成する。不正解
地域包括支援センターが作るのは要支援者の介護予防サービス計画。施設サービス計画は入所先の施設の計画担当介護支援専門員が作成する。
📚 ここも一緒におさえておこう
介護保険の計画は3種類あり、「誰が作るか」を入れ替えて出題される。 計画ができるまでの流れも、あわせて覚えよう。
- ケアマネジメントの流れ=インテーク → アセスメント → 計画原案の作成 → サービス担当者会議 → 計画の交付・サービス開始 → モニタリング → 再アセスメント。
- 利用者が自分で計画を作ること(セルフケアプラン)も制度上認められている。
| 計画の名称 | 対象 | 作成する主体 |
|---|---|---|
| 居宅サービス計画(ケアプラン) | 要介護1〜5で在宅生活を送る人 | 居宅介護支援事業所の介護支援専門員 |
| 介護予防サービス計画 | 要支援1・2の人 | 地域包括支援センター |
| 施設サービス計画 | 介護保険施設の入所者 | 施設の計画担当介護支援専門員 |
参考: 介護保険法/厚生労働省「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準」
出典:「第115回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について