第114回 看護師国家試験 午前 問21 解説
📝 問題
病室の湿度で適切なのはどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 病室の湿度は40〜60%が適切で、50%はその真ん中にあたる。
病室の湿度は40〜60%が目安。50%はちょうどその真ん中にあたる。
低すぎると、気道の粘膜が乾いて線毛の動きが落ち、感染しやすくなる。飛沫も乾いて空中を漂いやすくなり、皮膚のかゆみや静電気も強くなる。
高すぎると、カビやダニが増え、汗が蒸発せず不快になる。
室温の目安は夏25〜27℃・冬20〜22℃。
- 1
10%不正解
10%は乾燥しすぎ。40〜60%から大きく外れていて、粘膜が傷んでしまう。
- 2
30%不正解
30%は冬の暖房でなりがちな値だが、40〜60%には届かない。加湿器や濡れタオルで補う。
- 3
50%正解
正しい。40〜60%のちょうど真ん中で、粘膜を守ることと微生物を抑えることの両方にかなう。
- 4
70%不正解
70%は高すぎる。寝具まで湿り、患者が不快に感じやすい。
📚 国試でよく狙われるところ
環境の数値はまとめて出題される。表ごと覚えておく。
- 換気の目安は1時間に1〜2回、5分程度。空気の入口と出口を作るため、向かい合う窓を開ける。
- 空気感染を防ぐときは陰圧個室、感染に弱い患者を守るときは陽圧個室と、圧の向きが逆になる。
- 高齢者は暑さ寒さを感じにくいことがあるため、本人の申告だけに頼らず室温計・湿度計で確かめる。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 室温(夏) | 25〜27℃ |
| 室温(冬) | 20〜22℃ |
| 相対湿度 | 40〜60% |
| 照度(病室) | 100〜200ルクス |
| 照度(処置・診察) | 500ルクス以上 |
| 騒音(夜間) | 40〜50dB以下が望ましい |
| 病室の床面積 | 患者1人あたり6.4m²以上(医療法) |
参考: 医療法施行規則/建築物における衛生的環境の確保に関する法律(ビル管理法)
出典:「第114回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について