第113回 看護師国家試験 午前 問7 解説
📝 問題
学童期中学年から高学年にみられる、親から離れて仲の良い仲間同士で集団行動をとる特徴はどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 学童期中学年から高学年にみられる、親から離れて仲間集団で行動する特徴はギャングエイジである。
ギャングエイジ(徒党時代)は学童期の中学年から高学年(およそ9〜12歳)にみられる発達的特徴で、親や大人よりも同性・同年代の仲間集団との結びつきを強め、集団独自のルールで行動する。社会性や協調性を育む重要な時期である。
発達段階の用語を区別する問題である。「学童期後半=ギャングエイジ=仲間集団」で結びつける。
- 1
心理的離乳不正解
心理的離乳は青年期に親から精神的に自立していく過程を指す。
- 2
自我の芽生え不正解
自我の芽生えは幼児期(第一次反抗期)にみられる。
- 3
ギャングエイジ正解
学童期中〜高学年の仲間集団による集団行動の特徴を表す。
- 4
自我同一性〈アイデンティティ〉の確立不正解
アイデンティティの確立は青年期の発達課題である。
📚 これとセットで理解しよう
Erikson(エリクソン)の心理社会的発達理論では、各段階に達成すべき課題と危機がある。学童期の課題は勤勉性の獲得で、仲間集団での経験がその基盤となる。
| 段階 | 発達課題 対 危機 |
|---|---|
| 乳児期 | 基本的信頼 対 不信 |
| 幼児前期 | 自律性 対 恥・疑惑 |
| 幼児後期 | 自主性 対 罪悪感 |
| 学童期 | 勤勉性 対 劣等感 |
| 青年期 | 同一性(アイデンティティ)の確立 対 同一性拡散 |
| 成人前期 | 親密性 対 孤立 |
| 壮年期 | 生殖性(世代性) 対 停滞 |
| 老年期 | 統合 対 絶望 |
参考: 標準的な発達心理学(学童期の発達)
出典:「第113回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について