第112回 看護師国家試験 午後 問1 解説
📝 問題
令和元年(2019年)の0歳男児の平均余命はどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 令和元年(2019年)の0歳男児の平均余命(=平均寿命)は81.41年である。
0歳の平均余命はその集団の「平均寿命」を意味する。 令和元年(2019年)簡易生命表では男性が81.41年、女性が87.45年であり、男児の0歳平均余命として最も近いのは81.4年である。
国試では平均寿命の男女の値がよく問われる。おおまかに「男性は80歳台前半、女性は80歳台後半」と押さえておくと選択肢を絞りやすい。87.4年は同年の女性の平均寿命に相当するため、男女を取り違えないよう注意する。
簡易生命表とは
その年の死亡の状況から、各年齢の人があと何年生きられるかを推計した表。平均寿命もここから計算される。
- 1
78.4年不正解
78.4年は令和元年時点の男性平均寿命よりやや低く、実際の値(81.41年)とは合わない。
- 2
81.4年正解
令和元年の男性平均寿命は81.41年であり、0歳男児の平均余命として最も近い。
- 3
84.4年不正解
84.4年は男性の実測値より高く、男女の中間的な値で正しくない。
- 4
87.4年不正解
87.4年は同年の女性の平均寿命に近い値であり、男児のものではない。
📚 混同しやすいので注意
平均寿命・平均余命・健康寿命は名前が似ていて、入れ替えて問われる。指標ごとに「誰の、あと何年か」が違うので、名前と中身を対にして覚えよう。
- 平均寿命とは0歳の平均余命のこと。65歳の平均余命(令和元年で男約19.8年・女約24.6年)とは別物。
- 平均寿命: 0歳の赤ちゃんだが、これから平均してあと何年生きられるかを示す数。
- 平均余命: ある年齢(20歳や65歳など)の人が、そのあと平均してあと何年生きられるかを示す数。
- 健康寿命: 病気や介護などで日常生活が制限されず、健康で自立して暮らせる期間。
| 区分 | 男 | 女 |
|---|---|---|
| 平均寿命(0歳の平均余命) | 81.41年 | 87.45年 |
| 健康寿命 | 72.68年 | 75.38年 |
| 差(日常生活に制限のある期間) | 約8.7年 | 約12.1年 |
健康寿命は「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」
参考: 厚生労働省「令和元年簡易生命表」
出典:「第112回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について