第112回 看護師国家試験 午前 問43 解説
📝 問題
MRI検査室に持ち込んでよいのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ MRI検査室に持ち込んでよいのは耳栓である。
MRIは強力な磁場を用いる検査であり、金属や磁気を帯びた物品の持ち込みは吸着事故・熱傷・機器の誤作動を招くため禁止される。耳栓は非金属で、撮像時の大きな騒音から耳を保護するために用いられる適切な物品である。
他の選択肢はいずれも持ち込み不可である。携帯電話は金属を含み電子機器でもあり、磁場で破損したり画像に影響を与える。使い捨てカイロは金属粉(鉄粉)を含むため発熱・熱傷の危険があり持ち込めない。キャッシュカードは磁気ストライプが磁場で破壊され使用不能になる。
- 1
耳栓正解
耳栓は非金属で、撮像時の騒音から耳を守るためMRI室に持ち込める。
- 2
携帯電話不正解
携帯電話は金属・電子部品を含み、磁場で破損したり画像に影響するため持ち込めない。
- 3
使い捨てカイロ不正解
使い捨てカイロは鉄粉を含み発熱・熱傷の危険があるため持ち込めない。
- 4
キャッシュカード不正解
キャッシュカードは磁気ストライプが磁場で破壊されるため持ち込めない。
📚 国試でよく狙われるところ
MRIは強い磁場を使うため、持ち込めない物品・体内の金属・検査中の注意が問われる。
- 持ち込めないもの:ヘアピン・時計・アクセサリー・眼鏡・車椅子・ストレッチャー・酸素ボンベなど磁石に引き寄せられる磁性体、磁気カード、電子機器、使い捨てカイロ、金属を含む貼付剤、ラメ入りの化粧品
- 原則禁忌となる体内金属:心臓ペースメーカ・植込み型除細動器(いずれもMRI対応機種を除く)、人工内耳、古い脳動脈瘤クリップ、眼内の金属異物
- 撮像時は90dBを超える騒音があるため、耳栓やヘッドホンを使用する
- MRIで病変を写し出すガドリニウム造影剤(CTのヨード造影剤とは別のもの)は重度の腎機能障害で腎性全身性線維症のリスクがあり慎重に投与する
- 検査は20〜60分程度かかり体動を避ける必要があるため、閉所恐怖症の有無や排尿の確認を事前に行う
参考: MRI検査の安全管理に関する標準的看護学教科書
出典:「第112回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について