第111回 看護師国家試験 午前 問8 解説
📝 問題
学童期の脈拍数の基準値はどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 学童期の脈拍数の基準値は約80〜100/分である。
脈拍数は年齢が上がるほど少なくなる。学童期は80〜100/分で、成人の60〜80/分へ近づく途中の値である。
小児は心臓が小さく1回拍出量が少ないため、心拍数を多くして心拍出量を保っている。成長とともに心臓が育つと、脈拍数は成人の値に近づいていく。
1回拍出量とは
心臓が1回の収縮で送り出す血液の量。これに1分間の心拍数をかけたものが心拍出量になる。
- 1
50〜70/分不正解
50〜70/分は成人でもやや徐脈側で、学童期には低すぎる。
- 2
80〜100/分正解
学童期の脈拍基準値は約80〜100/分。成人へ近づく途中の値。
- 3
110〜130/分不正解
110〜130/分は乳児期に相当し、学童期には速すぎる。
- 4
140〜160/分不正解
140〜160/分は新生児でもやや速く、学童期の基準値ではない。
📚 国試でよく狙われるところ
小児のバイタルサインは、年齢区分と数値を入れ替えて出される。年齢が上がるほど脈拍と呼吸数は減り、血圧は上がる——この向きを押さえて表ごと覚えよう。
- 発熱時は体温1℃上昇につき脈拍がおおむね10〜20/分増える。
- 小児の血圧測定では、マンシェット幅を上腕長の2/3程度にする(幅が狭いと高く出る)。
| 年齢区分 | 脈拍(/分) | 呼吸数(/分) |
|---|---|---|
| 新生児 | 120〜140 | 40〜50 |
| 乳児 | 110〜130 | 30〜40 |
| 幼児 | 90〜110 | 20〜30 |
| 学童 | 80〜100 | 18〜20 |
| 成人 | 60〜80 | 16〜20 |
出典:「第111回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について