第110回 看護師国家試験 午前 問27 解説

📝 問題

ウイルス性肝炎の起炎ウイルスでDNAウイルスはどれか。

✅ 正解

2

💡 解説

✅ DNAウイルスであるのはB型肝炎ウイルスである。

肝炎ウイルスのうちDNAウイルスはB型肝炎ウイルス(HBV)のみである。A型・C型・E型はいずれもRNAウイルスである。

感染経路もあわせて整理する。A型・E型は経口感染(糞口感染)で急性肝炎を起こしやすく、慢性化しにくい。B型・C型は血液・体液を介して感染し、慢性化しうる。 B型はワクチンがあり、母子感染の予防が重要である。C型は慢性化しやすいが、抗ウイルス薬で治癒が期待できるようになった。 「肝炎ウイルスの中でDNAはBだけ」は国試頻出の暗記事項である。

糞口感染とは

便に出たウイルスが手や食品を介して口から入る感染経路。生の貝、火の通りが不十分な肉、汚染された水が原因になる。

  • 1

    A型肝炎ウイルス不正解

    A型肝炎ウイルスはRNAウイルスで、経口感染する。

  • 2

    B型肝炎ウイルス正解

    B型肝炎ウイルスは肝炎ウイルス中で唯一のDNAウイルスである。

  • 3

    C型肝炎ウイルス不正解

    C型肝炎ウイルスはRNAウイルスである。

  • 4

    E型肝炎ウイルス不正解

    E型肝炎ウイルスはRNAウイルスで、経口感染する。

📚 混同しやすいので注意

肝炎ウイルスは核酸・感染経路・慢性化・ワクチンの4点で比べて出される。表は型ごとに横へ読むと頭に残りやすい。

ウイルス性肝炎の整理
ウイルス核酸主な感染経路慢性化ワクチン
A型(HAV)RNA経口(生カキなど)しないあり
B型(HBV)DNA血液・体液・母子感染しうるあり
C型(HCV)RNA血液しやすいなし
E型(HEV)RNA経口(獣肉の生食など)原則しない国内では未承認

出典:「第110回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

この問題をアプリで演習しませんか?

この1問を演習する(無料)第110回の問題一覧を見る