第110回 看護師国家試験 午前 問19 解説
📝 問題
健康な成人における1日の平均尿量はどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 健康な成人の1日の平均尿量は約1,500 mLである。
健康な成人の1日の尿量は約1,000〜1,500 mLであり、選択肢のなかで最も適切なのは1,500 mLである。飲水量や発汗などにより変動する。
尿量の異常の基準もあわせて押さえる。1日尿量が400 mL以下を乏尿、100 mL以下を無尿、2,500 mL以上を多尿という。膀胱に尿がたまるが排出できない状態は尿閉である。
乏尿とは
体にたまった老廃物を捨てきるのに必要な尿量を下回った状態。腎臓への血流不足や腎障害のサインになる。
- 1
100 mL不正解
100 mLは無尿の基準に相当し、正常尿量ではない。
- 2
500 mL不正解
500 mLは乏尿域に近く、健康成人の平均には不足する。
- 3
1,500 mL正解
約1,000〜1,500 mLが正常で、1,500 mLが最も適切である。
- 4
2,500 mL不正解
2,500 mLは多尿の基準であり、通常の平均尿量ではない。
📚 国試でよく狙われるところ
排尿に関する基準値は数値そのものが問われる。乏尿・無尿・多尿・尿閉は、量の境目なのか出せるかどうかなのかで分けて覚えよう。
- 成人の1日尿量(正常)=約1,000〜1,500 mL
- 乏尿=1日400 mL以下、無尿=1日100 mL以下、多尿=1日2,500 mL以上
- 尿閉=膀胱に尿がたまっているのに排出できない状態。尿がつくられない無尿とは異なる。
- 頻尿=1日8回以上の排尿。就寝後に1回以上起きるものを夜間頻尿という。
- 尿比重の正常=1.010〜1.030
出典:「第110回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について