第110回 看護師国家試験 午前 問10 解説
📝 問題
地域保健法に基づき設置されているのはどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 地域保健法に基づき設置されているのは保健所である。
地域保健法は、地域保健対策の推進の基本を定めた法律であり、保健所と市町村保健センターの設置を規定している。選択肢のなかで地域保健法に基づき設置されているのは保健所である。保健所は都道府県、政令指定都市、中核市などが設置する。
他の選択肢の根拠法は異なる。診療所は医療法、地域包括支援センターは介護保険法、訪問看護ステーション(指定訪問看護事業所)は介護保険法・健康保険法等に基づく。
地域包括支援センターとは
高齢者の暮らしを地域で支える相談窓口。保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員が置かれる。
- 1
診療所不正解
診療所は医療法に基づき設置される。
- 2
保健所正解
保健所は地域保健法に基づいて設置される。
- 3
地域包括支援センター不正解
地域包括支援センターは介護保険法に基づく。
- 4
訪問看護ステーション不正解
訪問看護ステーションは介護保険法・健康保険法等に基づく。
📚 混同しやすいので注意
機関の名前と根拠法は、組み合わせを取り違えると一気に失点する。名前を見たら根拠法が浮かぶまで結びつけておこう。 保健所と市町村保健センターは設置主体も役割も異なるため、表の左右を対比して覚える。
- 訪問看護ステーションの根拠法は介護保険法・健康保険法。
- 地域包括支援センターの根拠法は介護保険法で、市町村が設置する。
- 診療所の根拠法は医療法で、病床は19床以下(病院は20床以上)。
| 保健所 | 市町村保健センター | |
|---|---|---|
| 根拠法 | 地域保健法 | 地域保健法 |
| 設置主体 | 都道府県・政令指定都市・中核市・特別区など | 市町村 |
| 所長 | 原則として医師 | 規定なし |
| 役割 | 広域的・専門的・技術的拠点(感染症対策、精神保健、食品衛生・環境衛生の監視など) | 住民に身近な保健サービス(健康相談・保健指導・健康診査) |
参考: 地域保健法
出典:「第110回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について