第109回 看護師国家試験 午後 問89 解説
📝 問題
健やか親子21(第2次)の基盤課題 B のうち、学童期・思春期の課題の指標となっているのはどれか。2つ選べ。
✅ 正解
1・2
💡 解説
✅ 学童期・思春期の指標は十代の喫煙率と十代の自殺死亡率である。
健やか親子21(第2次)の基盤課題Bは「学童期・思春期から成人期に向けた保健対策」で、思春期の健康課題を扱う。 その指標には十代の喫煙率(飲酒率も含む)と十代の自殺死亡率が入っている。
基盤課題Bの指標には、ほかに十代の人工妊娠中絶率や性感染症罹患率、歯肉に炎症がある十代の割合などが並び、いずれも思春期の健康行動と結びついている。 十代の定期予防接種の接種率、児童・生徒の不登校の割合、児童・生徒のむし歯(う歯)の割合は、この中に入っていない。
3つの基盤課題(A・B・C)と2つの重点課題を、代表的な指標とセットで覚えよう。
- 1
十代の喫煙率正解
十代の喫煙率は基盤課題Bの学童期・思春期の指標に含まれる。
- 2
十代の自殺死亡率正解
十代の自殺死亡率も基盤課題Bの学童期・思春期の指標である。
- 3
十代の定期予防接種の接種率不正解
予防接種は乳幼児期から学童期まで幅広く行われるが、基盤課題Bの指標には入っていない。
- 4
児童・生徒における不登校の割合不正解
不登校の割合は学校保健の課題ではあるが、健やか親子21(第2次)の指標には入っていない。
- 5
児童・生徒におけるむし歯(う歯)の割合不正解
基盤課題Bで挙げられている歯・口の指標は歯肉に炎症がある十代の割合で、むし歯の割合ではない。
📚 関連知識
| 区分 | 課題 |
|---|---|
| 基盤課題A | 切れ目ない妊産婦・乳幼児への保健対策 |
| 基盤課題B | 学童期・思春期から成人期に向けた保健対策 |
| 基盤課題C | 子どもの健やかな成長を見守り育む地域づくり |
| 重点課題① | 育てにくさを感じる親に寄り添う支援 |
| 重点課題② | 妊娠期からの児童虐待防止対策 |
平成27年(2015年)度から10年間の計画で、「すべての子どもが健やかに育つ社会」の実現を目指す。
参考: 健やか親子21(第2次)
出典:「第109回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について