第109回 看護師国家試験 午後 問42 解説
📝 問題
成人女性に膀胱留置カテーテルを挿入する方法で適切なのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 膀胱留置カテーテル挿入には水溶性の滅菌潤滑剤を用いる。
膀胱留置カテーテルの挿入は無菌操作で行い、尿道粘膜の損傷を防ぐため水溶性の滅菌潤滑剤を用いる。 油性の潤滑剤はカテーテルの材質を傷めるおそれがあるため用いない。
成人女性の尿道は約4〜5cmと短いため、カテーテルは尿の流出を確認できる程度(およそ4〜6cm)挿入すれば十分で、15cmは深すぎる。 固定用バルーンは、必ず尿の流出を確認してから膨らませる。 流出を確認する前に膨らませると、尿道内でバルーンが広がって尿道を損傷する危険がある。 バルーンには消毒液ではなく滅菌蒸留水を注入する。
- 1
水溶性の滅菌潤滑剤を用いる。正解
尿道粘膜損傷を防ぐため水溶性の滅菌潤滑剤を用いる。
- 2
カテーテルは外尿道口から15 cm挿入する。不正解
女性の尿道は約4〜5cmと短く、15cmは挿入しすぎである。
- 3
固定用バルーンを膨らませた後、尿の流出を確認する。不正解
尿流出を確認してからバルーンを膨らませる。順序が逆である。
- 4
固定用バルーンにはクロルヘキシジングルコン酸塩液を注入する。不正解
バルーンには消毒液ではなく滅菌蒸留水を注入する。
📚 国試でよく狙われるところ
膀胱留置カテーテルは、挿入する長さ・バルーンに入れる液・留置中の管理を入れ替えて問われる。 尿道の長さは女性で約4〜5cm、男性で約16〜20cmと大きく違う。男女の手順を対にして覚えよう。
- 男性では陰茎を約90度に持ち上げて18〜20cmを目安に挿入する
- 閉鎖式回路を保ち、蓄尿バッグは膀胱より低い位置に、かつ床に付けないよう管理する
- 尿路感染(CAUTI)を防ぐため留置は必要最小限の期間とし、漫然と継続しない
出典:「第109回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について