第109回 看護師国家試験 午後 問25 解説
📝 問題
成人の静脈血採血で通常用いられる注射針の太さはどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 成人の静脈血採血には通常22Gの針を用いる。
成人の静脈血採血では、通常21〜22G程度の太さの針が用いられる。 22Gは採血に適した太さで、溶血を避けつつ円滑に採血できる。
注射針はゲージ(G)で太さを表し、数字が大きいほど細くなる。 14G・18Gは太く、輸血や急速輸液、静脈路確保に用いられる。 26Gは細く、皮内注射や小児などに用いられる。
用途に応じた針の選択が重要で、太すぎると血管損傷、細すぎると溶血や採血困難を招く。 国試では針の太さと用途の対応が頻出である。
- 1
14 G不正解
14Gは非常に太く、輸血や急速輸液に用いる太さで採血には用いない。
- 2
18 G不正解
18Gは輸血や静脈路確保に用いる太さで、通常の採血には太すぎる。
- 3
22 G正解
22Gは成人の静脈血採血に通常用いられる太さである。
- 4
26 G不正解
26Gは細く、皮内注射などに用いられ採血には細すぎて溶血しやすい。
📚 ここも一緒におさえておこう
ゲージ(G)は数字が大きいほど細い。注射法ごとに針の太さと刺入角度がほぼ決まっている。 採血では、針の太さだけでなく手技そのものが検査値や合併症を左右する。
- 細すぎる針や強い陰圧での採血は溶血を招き、カリウム値が偽高値となる
- 駆血帯を巻く時間は1分以内を目安とし、長時間の駆血は検査値に影響する
- 採血後は針を抜いてから5分程度圧迫止血する。抗凝固薬内服中はさらに長く圧迫する
| 注射法 | 針の太さ | 刺入角度 |
|---|---|---|
| 皮内注射 | 26〜27G | ほぼ水平(0〜10度) |
| 皮下注射 | 23〜25G | 10〜30度 |
| 筋肉内注射 | 21〜23G | 45〜90度 |
| 静脈内注射・採血 | 21〜23G | 10〜20度 |
出典:「第109回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について