第109回 看護師国家試験 午前 問15 解説
📝 問題
成人の橈骨動脈における脈拍の測定方法で正しいのはどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 橈骨動脈は示指・中指・環指の指腹で触れる方法が正しい(別冊の該当図B)。
橈骨動脈の脈拍測定は、患者の手関節橈側(母指側)に、看護師の示指・中指・環指の3本の指腹を軽く当てて触知する。 母指は看護師自身の拍動を感じてしまうため用いない。 この当て方を示すBが正しい。
強く圧迫すると動脈を閉塞して触知できなくなるため、拍動を感じる程度に軽く当てる。 脈拍数・リズム・大小・緊張などを観察する。
環指とは
薬指のこと。看護では母指=親指、示指=人差し指、環指=薬指と呼ぶ。
- 1
A不正解
測定指や当て方が適切でなく、正しい橈骨動脈触知法ではない。
- 2
B正解
示指・中指・環指の指腹を橈骨動脈に軽く当てる正しい方法。
- 3
C不正解
母指を使うなど、自身の拍動を拾いやすく不適切。
- 4
D不正解
当てる部位・指が適切でなく正しい測定法ではない。
📚 ここも一緒におさえておこう
脈拍は、基準値・数え方・触れる部位を入れ替えて問われる。 場面と部位を対にして覚えよう。
- 成人の脈拍数の基準はおよそ60〜80回/分。100回/分以上を頻脈、60回/分未満を徐脈という
- 不整があるときは15秒×4ではなく1分間測定する
- 心拍数より脈拍数が少ない状態を脈拍欠損といい、心房細動などでみられる
- 心停止の判断で脈を確認する部位は、成人・小児は総頸動脈、乳児は上腕動脈
- 下肢の血流評価には足背動脈・後脛骨動脈・膝窩動脈を触知する
出典:「第109回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について